九州電力の玄海原子力発電の即時停止を求める緊急アピール

2011年3月14日

九州電力株式会社
取締役社長 眞部 利應 様
                   
            玄海原発プルサーマル裁判の会他83団体

3月 11日(金)、MOX燃料差し止め請求訴訟の第二回公判が行われ、私たちは、その中で放射能の危険性を訴えました。原子炉の中で、膨大で危険な放射性物質が生産され続けています。
まさにその1時間前に、東北関東では、国内観測史上最大のマグニチュード9.0という未曽有の大地震が起こりました。

地震によって福島原発では、国内初の炉心溶融が起こっています。福島原発第1の3号炉は、プルサーマル発電を行い、32体のMOX燃料が装荷されています。燃料集合体が2m近くむき出しの状態であり溶融が心配されています。また、東京電力からの情報は、非常に限られていて2次災害の恐れが懸念されます。
 今回の事故がどれだけの被害をもたらすか想像に絶するものがあります。日本は世界一の地震国であり、原子力発電を行うのなら「想定していない地震」などあってはならないことです。

今回の原子力災害に鑑み、緊急に私たちは、玄海原子力発電所の即時停止と点検、およびプルサーマル発電の永久停止を求めます。