中国の友人からの手紙

以下はPP研の古くからの友人であるラオ・キンチさんからの手紙です。中国ではお見舞を表す数百万のツイッターメッセージが寄せらた、とあります。きっと今日現在では、そんな数ではなくなっているでしょう! 翻訳は武藤一羊。(PP研)

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3月13日 香港にて

日本の友人のみなさんへ

みなさんとご家族が無事でいるといいのですが。

未知のものについての懸念を言い表すことばを見つけるのは本当に難しい。地震のショックだけでなく、核の破局についてです。中国のことわざでは、災害は3割が自然のせい、7割が人間のせいだと言います。

世界のビジネス界の反応はむかつくものです。ニューヨーク株式市場は、地震前には下がり続けていたのに、3月11日、金曜日、地震の直後、0.5%跳ね上がりましたが、それは「製造業と原料資材企業の株価が日本での復興需要を期待して上がった」せいだというのです。

中国では、地震のあと、日中間のいつもの緊張は脇において、日本の人びとに同情し、お見舞を表す数百万のツイッターメッセージが寄せられました。これは口先だけのことではないと思います。単純な人間的思いが民族主義の感情を超えさせたのでしょう。

何かできることがあれば教えてください。

ラオ・キンチ
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