【論文掲載】極右による「国家改造」の性格:耳栓・目隠しで「日本を取り戻す」(中)――普遍的価値からの遮断装置としての自民党憲法草案/武藤一羊
投稿日時 2012/12/14 18:05:11 | トピック: 論評
| 新規論文を掲載しました。 *** 極右による「国家改造」の性格:耳栓・目隠しで「日本を取り戻す」(中) ――普遍的価値からの遮断装置としての自民党憲法草案
武藤一羊
2012年12月14日記
これまで「ジコチュウ」などというかなり前の流行語で安倍自民党の立ち位置を検討してきましたが、もう少し厳密に言うとすれば、それは自己都合に解消されない普遍的基準や価値からの遮断と言い換えることができます。2012年4月27日付で発表された自民党の「日本国憲法改正草案」(以下改憲草案)はこの遮断の意志の明明白白な宣言と読むことができますし、そう読むべきでしょう。ここでこの草案の逐条的な吟味ははぶきますが、普遍的規範から彼らの日本国を遮断しようとする意図が、草案の全体を貫いている様を駆け足で観察することにします。普遍的規範からの離脱は、日本国憲法の柱とされてきた主権在民、基本的人権、平和主義を根本から引き抜き、廃棄することを通じてなされています。では、どのようにしてでしょうか。
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