PP研・5/20ミニ討論会のご案内
投稿日時 2007/5/17 13:48:34 | トピック: PP研からのお知らせ
| 会員のみなさまへ 塩沢です。
PP研では5月20日(日)に、新しい取り組み「討論会」を開催します。 PP研とも深いつながりのあるグループ「田をつくる」からの提案をもとに練り 上げた企画です。
初回は季刊誌35号で特集した「マルチチュード/ピープルネス/プレカリアート ――グローバリゼーションに対抗する主体を構想する」をとりあげ、北海道から 参加される花崎さんの「ピープルネス」の話を糸口にしてそれぞれの意見を出し 合っていきます。
参加者が自由に自分のことばで語り合うことで、抽象的なイメージに偏り勝ちな 理論が自らの体験と結びついていく、そのような会にできればと思っています。 ぜひご参加ください。
※末尾に討論会開催にあたっての花崎皋平さんの短い文章を添付します。
************** ミニ討論会 グローバルゼーションに対抗する主体は? ――ピーブルネス・マルチチュード・プレカリアート **************
すさまじい勢いで進んでいるグローバリゼーションに対して、世界のさまざまな地で反撃の運動が盛りあがっています。にもかかわらず、日本での抵抗運動がいまいち元気がない状況にあります。 グローバルゼーションに対抗する主体として「マルチチュード」・「プレカリアート」という耳慣れない言葉が登場しています。日本では花崎皋平さんが「ピーブルネス」という概念を提唱されています。これらの概念はこれまで「プロレタリアート」・「階級」・「人民」というこれまで慣れ親しんできた概念・言葉とどのように違うのだろうかと思います。 何よりも「世界的な運動のなかで、深い谷間に落ち込んでいる日本の落ちこんでいる日本の運動と主体の再生をどこから手がけるのか」が焦眉の課題としてありましょう。 今回のミニ討論会は「ピープルズ・プラン」No35を素材にして、そごての討論を引き継ぐ場として設定しました。「ピープルネス」を提唱されている花崎皋平さんも交えて、実り多い討論の場になることを期待しています。
◎日時:5月20日(日)午後5時? ◎場所:PP研講座室 千代田区神田神保町3?1?6 日建神保町ビル9F?B tel:03-6856-2005 fax:03-5211-8509 地下鉄神保町A1出口 徒歩1分(三田線、半蔵門線、新宿線) 地下鉄九段下6番出口 徒歩3分(東西線、半蔵門線、新宿線) 専大前交差点から2件目のビル 1階が喫茶店「珈琲館」です。
◎定員:20名(会場の都合上要申込みです。定員になり次第締め切ります) ◎参加費:500円 ◎主催:「田をつくる」、ピープルズ・プラン研究所 ◎申し込み:ピープルズ・プラン研究所まで tel:03-6856-2005 fax:03-5211-8509 E-mail:ppsg@jca.apc.org
(花崎皋平さんから) 5月20日に予定されているピープルズプラン研究所と「田を作る」メンバーと の討論で、花崎が言ったり書いたりしている「ピープルネス」を話題にすること になりました。「ピープルネス」は、いいかえれば「民衆として生きること」に なるでしょう。この言葉が批判や疑問を引き起こすのは、「プロレタリアート」 とか「人民大衆」という言葉にありとある積極的、肯定的な意義を盛り込んで、 葵のご紋付き印籠に仕立て上げた、政党主導の社会主義、共産主義運動の苦い経 験を思い出させるからでしょう。「ポストモダン」「ポスト形而上学」の思想潮 流では、そうしたカテゴリーとそれを支える考え方を「本質主義(エッセンシャ リズム)」と名づけてきびしく批判しました。たとえば、フェミニズム理論で、 女性には女性に共通の本質がそなわっているという主張は本質主義であり、その 議論は性的嗜好、人種、文化の多様性などを抑圧、排除するイデオロギーである というわけです。「ピープルネス」は、そういう危うさを含んだ主張ではありま すが、討論の話題にしていただき、その内容や前提を検討していただけるの はありがたいです。
********************************** ピープルズ・プラン研究所 事務局 塩沢加奈子 〒101-0051東京都千代田区神田神保町3?1?6 日建神保町ビル9B tel:03-6856-2005 fax:03-5211-8509 http://www.peoples-plan.org ppsg@jca.apc.org
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