10月15日:脱W&PP研 アジア太平洋地域FTA網と軍事同盟の形成に関する共同討論会
投稿日時 2007/9/10 13:47:27 | トピック: ラウンドテーブル
| 脱WTO/FTA草の根キャンペーン/ピープルズ・プラン研究所 アジア太平洋地域FTA網と軍事同盟の形成に関する共同討論会
世界貿易機関(WTO)の協議が難航する一方で、アジア太平洋地域では、二国間の自由貿易協定の締結など、個別撃破的に自由貿易体制を形成する動きが急ピッチで進んでいます。こうした動きは、急成長するこの地域の経済覇権をめぐるせめぎあいをもたらすと同時に、経済と軍事をリンクさせながら、中国封じ込め、さらには中東、中央アジア、インドネシアなどを念頭に置いた軍事同盟形成への動きと併行しているように見えます。 現在交渉が始まっている日豪FTAが日豪安保の形成と併行していることにもこの点は象徴的に現れています。日豪双方ともアメリカと軍事同盟を結び、その日豪が安全保障協定を結ぶということは、経済と軍事を一体のものとした三か国間の安全保障同盟が結ばれたことを意味します。また、韓国、フィリピンやアジア諸国のFTAと軍事・安全保障とのかかわりも密接不可分なものがあり、米軍再編の動きとも絡み合いながら、軍事と経済のもう一段階進んだグローバルな統合の大きな流れに発展することが予感されます。「東アジア共同体」構想もこうした文脈のなかで理解する必要があるでしょう。このことからもわかるように、小泉・安倍政権による安保・防衛構想と新自由主義経済政策は、相互に密接に絡みあう日本の新たな対外戦略として理解する必要があります。 以上のような問題意識のもとに、ピープルズ・プラン研究所と脱WTO/ FTA草の根キャンペーンを軸に、現状分析と今後の運動の方法を話し合う共同討論の場をつくります。
【第1回】 【テーマ】 ▼日本における反グローバリゼーション 運動の到達点と課題=東アジア共同体形成と貧困化するアジアの現実を重ねながら ◎大野和興(脱WTO/FTA草の根キャンペーン)
▼民衆の安全保障とアジア・太平洋地域の反戦・反基地運動 ◎小倉利丸(ピープルズ・プラン研究所)
◆日時 10月15日(月) 午後6時開場 6時30分開始 ◆場所 総評会館501号 ・東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅0分 ・東京メトロ丸の内線 淡路町駅5分 ・都営地下鉄新宿線 小川町駅3分 ・JR御茶ノ水駅5分
◆参加費 500円
今後のテーマ(以下は予定です。討論のなかで検討していきます。) 第2回:米軍再編を経済と軍事のリンクという側面から分析 第3回:中国をどうとらえるか 第4回:アジア太平洋地域におけるFTA網形成の動向と分析 第5回:東アジア共同体をどうとらえ、向き合うかをさまざまな側面から分析
共 催:脱WTO/FTA草の根キャンペーン、ピープルズ・プラン研究所 (非会員の方にもご参加いただけます) ■電話連絡先: ピープルズ・プラン研究所03-6856-2005/フォーラム平和・人権・環境(市村)03-5289-8222 ■住所連絡先: 〒101-0051千代田区神田神保町3-1-6 日建神保町ビル9F-B fax:03-5211-8509(PP研) ■E-mail ppsg@jca.apc.org
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