2019年秋のシンポジウム 私たちは、どのような分岐点に立っているのか―― 1969年から半世紀
投稿日時 2019/11/7 10:13:49 | トピック: 研究会
| □ 日時:2019年11月30日(土)13:30?17:00(開場13:00) □ 場所:たんぽぽ舎: 千代田区神田三崎町2-6-2 ダイナミックビル4F TEL:03-3238-9035 FAX:03-3238-0797 ★「水道橋」駅から徒歩5分 https://www.tanpoposya.com/アクセス/
《発題者》 ◆いまの枠組みから踏み出す―非武装原理 武藤一羊(ピープルズ・プラン研究所) ◆変わる欧米の社会運動―左翼ポピュリズムと気候変動問題 箱田 徹(天理大学教員・社会思想史) ◆なぜラディカルフェミニズムは分かってくれないのか… 青山 薫(神戸大学教員・ジェンダー・セクシュアリティ研究) 《コメンテーター》 *花崎皋平(哲学者) *船橋邦子(北京JAC、女性差別撤廃運動) *松井隆志(武蔵大学教員) *白川真澄(ピープルズ・プラン研究所) * 司会:天野恵一(ピープルズ・プラン研究所) ======================================= 米中の覇権争いが激しさを増し、自国第一主義が噴出するなかで、世界の行方はますます混沌としています。先進国は巨額のマネーを注入しても低成長から抜け出せず、格差拡大と社会の分断が強まる一方です。中国も経済成長が失速するなかで、難問を抱えて大きな曲がり角に立たされています。さらに、AIが人間の労働に急速に取って代わると同時に、便利さと引き換えに膨大な個人情報が巨大IT企業によって支配されるようになっています。そして、「お金のことや永遠に続く経済成長というおとぎ話」に耽っている間に、気候変動の危機が地球の生態系と人類の生存を脅かすまでに高まっています。起こり始めている文明史的な転換が達成されなければ、人や多くの生物は生き残れません。
民衆運動にも大きな変化が生まれています。欧米では、移民排斥の右翼ポピュリズムの跳梁に対抗して、左翼ポピュリズムも躍進しています。香港の人びとの自由と自治を求めるたたかいは、数カ月にわたって持続しています。若者たちは、気候危機への対策を訴えて400万人がデモやストを起こしています。
世界でも日本でも若者たちが反乱に立ち上がった1969年から半世紀。私たちは、いま、どのような分岐点に立っているのか。人びとの運動の側から捉えなおし、世界的な運動と日本の運動の大きな落差を直視しつつ新しい可能性を探ってみたいと思います。 =======================================
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