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2000年代に入ると、口にするのもおぞましい「ヘイト・スピーチ」が路上デモを通して、ふりまかれるという風景が日本でも日常化した。それは、あからさまな在日コリアン・在日中国人民族への差別・排外主義の言葉である。そして、今の安部晋三政権は、この「ヘイト・スピーチ」イデオロギーをバネにうまれた政権である。
日本による侵略戦争と植民地支配によって戦後社会に、差別され続ける存在としてありつづけた彼や彼女らを、「特権」的存在として激しく非難するこのまったく倒錯した心情と論理。この戦前(中)の神権天皇主義右翼の「伝統」的排外主義とは一線を画するとされる排外主義。それはなぜ、どのような戦後社会の歴史の中から生まれてきたのか。〈在日〉問題から戦後社会70年を批判的に捉える。
■問題提起:佐野通夫さん(大学教員・植民地教育史)
中村利也さん(差別・排外主義に反対する連絡会)
■日時:2015年9月19日(土)18時開場、18時半?21時
■場所:ピープルズ・プラン研究所会議室
■参加費:1,000円(PP研会員:700円)
■主催:ピープルズ・プラン研究所