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日本では、経済成長はたんなる経済の問題にはとどまらない。それは、社会統合の原理や仕組みの問題である。高度経済成長は、なぜ、格差拡大ではなく社会の平等化(1億総中流社会)をもたらしたのか。左翼勢力や労働運動は、なぜ、経済成長の論理と対決しきれなかったのか。経済成長に抵抗した思想や社会運動とは、何であったのか。バブル経済崩壊後の長い経済停滞(「失われた20年」)は、なぜ引き起こされたのか。そして、これから経済成長が復活することなどありうるのか。
本講座では、戦後日本の経済成長の過程を歴史的に検証しながら、今後の成長なき時代における社会や経済のあり方を考えてみたい。
■問題提起:大河慧さん(大学教員)
白川真澄さん(『季刊ピープルズ・プラン』編集長)
■日時:2015年10月3日(土)18時開場、18時半?21時
■場所:ピープルズ・プラン研究所会議室
■参加費:1,000円(PP研会員:700円)
■主催:ピープルズ・プラン研究所