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「本土決戦」を沖縄だけに担わせた日本とは対照的に、ドイツは国内まで戦線を後退させることを余儀なくされ、連合軍による進撃と全土制圧で敗戦を迎えた。だが、日本人が体験した「引揚げ」は、ドイツの敗戦にとってもまた、最大の悲惨体験の一つだった。加害責任を被害体験が覆い隠した事実がここにもあった。では、誰が、なぜ、どこからの「引揚げ」を体験しなければならなかったのか?――ナチス時代と戦後ドイツとを結ぶ歴史の結節点に着目し、ドイツ民衆にとっての「戦後の始まり」を再構成してみたい。
■日時:2016年5月13日(金)18時30分開場、19時?
■場所:ピープルズ・プラン研究所会議室