【賛同】
新生「反安保実行委員会2010-11」への参加・賛同を!
──「古く」なった「新しい反安保行動をつくる実行委員会」を超えて──

2010年10月7日

 1995年9月の少女暴行(レイプ)事件をきっかけに、沖縄の人びとの米軍(米軍基地の存在)に対する怒りのマグマが噴出した。翌月の県民総決起集会には8万5000人の人びとが参加したと発表された。この怒りの地響きを聞きながら、私たちは「反安保実」(第1期の正式名称は、「沖縄の闘いに連帯し、新しい反安保行動をつくる実行委員会」)の運動をスタートさせた。以来、ほぼ1年毎に「期」をくぎって継続し、2010年7月に第13期を完走した。

 この間この実行委員会で目指した具体的な課題は、3つである。

 第1は、沖縄の人びとの反基地闘争との連帯、第2は、そのために「ヤマト」私たちにとっては不可欠な、在日米軍基地の大部分を沖縄に押し付けている日米安保体制そのものとの対決である。そして、第3は、日米安保体制に今日的要請から来る、派兵国家化(有事法制体制づくり)に抗する運動づくりであり、反派兵の全国的な交流も積み上げてきた。

 前期(第13期)では、前後最大の大衆運動であった60年安保闘争から50年目という状況を踏まえ、これまでの狭い枠を突破することを目指して「2010安保連絡会」を呼びかけ、首都圏の反戦運動諸団体と共に「もうやめよう!日米安保条約」の行動に取り組んだ。

 この体験をふまえ、私たちは次の実行委員会をこれまでのように「第14期」として呼びかけるという方法をとらないことにした。

 民主党鳩山政権の沖縄新基地づくりをめぐる「迷走」は、結局、元通りの名護・辺野古への建設を明記した「日米合意」という破廉恥なゴールとなったが、「沖縄の基地問題は、日米安保体制こそが問題だ」と言う、あたりまえの事実を、少なからぬ人びとに直面させた。

 今こそ、安保体制を問い、この軍事同盟の打破に向けて取り組むことが更に必要である──そういう気運が、全国の反基地・反戦運動グループの間にみなぎっていることを、私たちは「2010安保連絡会」の活動を通して強く実感した。

 私たちは「古く」なった「新しい反安保行動」という名称を捨て、「反安保実行委員会」という名称で新たな実行委員会の結成を呼びかける──反安保闘争こそをメインの課題にすえる決意を込めて。

 もちろん沖縄の闘争との連帯、反派兵・反有事体制づくりというテーマも忘れるわけではない。しかし、反安保運動を大衆的に構築するという課題を正面に掲げ、反派兵で作り上げてきた全国的な運動の交流も反安保を強く意識しながら再編していくこと含めて、「反安保」「安保破棄」で協力していただける個人・団体に広く働きかけなおして、実行委員会を全面的に改組していくつもりである。

 多くの個人・団体の参加・協力を呼びかけます。
 ともに「安保破棄」に向けて闘いましょう!

2010年10月12日

反安保実行委員会

●参加・賛同費:個人1000円、団体3000円
[郵便振替]
 口座番号:00150?9?466604
 口座名義:反安保実行委員会

●連絡先:
〒101-0063
東京都千代田区神田淡路町1-21-7 静和ビル2A
淡路町事務所気付
Tel&Fax:03-3254-5460