みなさま
〈「平成」代替りの政治を問う〉連続講座の第3回を以下の要領で実施します。
奮ってご参加ください。
第3回 反「昭和」Xデー闘争の〈経験〉を通して、「平成」代替わりを考える
■問題提起 : 国富健治さん(反「改憲」運動通信)
池田五律さん(戦争をしない、させない!練馬アクション)
北野誉さん(反天皇制運動連絡会)
天野恵一さん (司会・PP研運営委員)
■日時:2018年1月14日(日) 14時?(13時30分開場)
■場所:ピープルズ・プラン研究所会議室
■参加費:800円
■主催・連絡先:ピープルズ・プラン研究所
「不意打ち」という衝撃。それは天皇裕仁Xデー闘争。そのが長い長い「代替わり政治」のプロセスで、反天皇制運動を体験した人間ほど、そう感じだと思う。そもそも「Xデー」とは天皇の死ぬ日を予測して、マスコミがそれまでに大量の天皇制賛美のための予定記事を準備していく過程で、ネーミングした「その日(Xデー)」であった。
ところがNHKスクープ、ビデオ・メッセージ、「特例法」づくりと進展した今回の流れを支配したのは、「生前退位」を希望する生きているアキヒト天皇の強い政治意思である。今回の代替わりは必然的に、長く大々的な病状報道も「記帳」騒ぎも、強い人々の反発をうみだしたメチャクチャな「自粛」騒動も、当然にもない。 高齢な天皇の意思への共感をあれこれ組織する<アキヒト・ミチコ>賛美報道は、マスコミに溢れている。それは強権的国家主義者の安倍首相をやんわりと批判しているソフトな「平和主義者」のイメージがぬりたくられたものである。戦争の時代の天皇(制)を正当化しなければならなかった「昭和天皇」のような無理や自己矛盾は、表面的には存在しないかのごとく、マスコミの中で「平成」の天皇はふるまいつづけている。もちろん天皇翼賛国会をつくりだし、まったく論議ナシ、反対ナシの法改正をなしとげた安倍政権と天皇は君主の「行為」(政治機能)拡大を確認しつつの「生前退位」という線で、足並みをそろえており、全マスメ・メディアは、天皇(一家)の「人柄」大賛美(あらゆる政治的批判のタブー化)、という線で挙国一致の団結ぶりを示している。
まったく違った状況で始まった「天皇代替わり」の政治に、「立憲主義」(主憲在民デモクラシー)を天皇自身が公然と破壊するという政治で始まったそれに、いま各地の反天皇制運動は、一瞬のとまどいののち、「昭和」とまったく違った「平成」の代替わりの政治の政治に抗する運動をつくりだし始めている。
「違い」を強調してきたが、当然にも「昭和」と「平和」に共通している問題も、まちがいなく大きく存在し続けている。「昭和Xデー」闘争の体験がこの新しい状況で、どう生かせるのか。いかせないのか。今回は、「昭和Xデー」闘争の大きな渦をつくった東京の「天皇制賛美はゴメンだ!『即位の礼・大嘗祭』に反対する共同行動」を担った4人が、この「平成代替わり」の渦中で、「昭和Xデー」闘争の体験をあらためて討論し、総括する集まりである。
「昭和」の闘いを体験した人たちは、もちろん当時生まれていなかった世代の人たちも広くこの論議の渦に入ってきてください。
2017/12/12 20:53:00
投稿者:事務局
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