第3回 沖縄「集団自決」における「日本軍強制」削除問題(教科書)
◆日時:9月30日(日)午後1時?4時
◆場所:市民のひろば(千代田区三崎町3-1-18近江ビル4F、03-5279-5989)
◆発言:鳥山 淳さん(新沖縄フォーラム『けーしかじ風』編集運営委員会)
◆参加費:500円
7月29日の参院選挙は、マスコミの予想通り、安倍自民党政権の「歴史的惨敗」という結果となった。平和主義憲法の破壊である「改憲」に向けたこの天皇主義右翼政権のすさまじい暴走には、それなりのブレーキがかかった。
しかし、大勝した民主党も、もう一つの改憲政党であり、明文改憲に反対している議会政党(社民党・共産党)は後退していることを忘れるわけにはいかない。それに安倍自民党の国家(天皇・軍国)主義政策への大衆的反撃が、この敗北をつくりだしたのではなく、閣僚の暴言、金銭スキャンダル、年金問題へのいいかげんな対応という問題が、この政権の支持率大幅ダウンの主な理由であった。それらも重大な問題ではあるが、私たちが正面から対決してきた問題とはとりあえず別な問題である。
私たちは安倍政権の「美しい国」づくりという「歴史修正主義」政策への具体的な批判の集まりをもってきた。まず一回目は軍隊慰安婦への日本軍関与を否定しようという策動(米下院決議をめぐる動き)への批判というテーマで、第2回を旧厚生省(政府)と靖国神社の公然たるドッキングという問題(政教分離原則の破壊)への批判というテーマで。私たちは、こうした作業を継続しようと思う。そして今回は、教科書検定による沖縄集団自決の日本軍強制の否定(修正)の問題である。
今、沖縄は、全市町村が検定意見の撤回を求める意見書を可決し、県議会も、抗議の意見書を二度全会一致で可決、この動きに象徴されるように島ぐるみの抗議の声が拡大している。この歴史的事実を改ざんし、皇軍を美化しようという動きは、辺野古の米軍新基地づくりに掃海母艦「ぶんご」を投入し、住民に銃が向けられているという今日の日本軍の動きと一体のものである。また沖縄戦における日本軍の残虐行為の隠蔽の動きには82年(教科書)そして99年(平和資料館変更)という前史がある。
今回は沖縄の鳥山淳さんに、この問題の歴史的現在を批判的に検証していただく。ご参加を。
●主催・問合せ先:ピープルズ・プラン研究所
〒101-0051東京都千代田区神田神保町3?1?6
日建神保町ビル9F-B
tel:03-6856-2005 fax:03-5211-8509
http://www.peoples-plan.org ppsg@jca.apc.org
2007/9/10 13:27:52
投稿者:事務局
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