2010/11/24 10:49:50
以下の論文を掲載しました。
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「自衛隊は暴力装置」って、あたりまえのことでしょ?
山口響
2010年11月24日
仙谷由人官房長官が11月18日の参院予算委員会で自衛隊を「暴力装置」と呼んだことに各方面からの批判があがっている。
この件に関していえば、仙谷長官はまったく間違っていない。世間には、「赤い」官房長官ゆえに自衛隊に対して偏見を持っているという、半ば意図的な誤解もあるようだ。しかし、政治学的にみれば、(自衛隊を含む)軍隊一般が「暴力装置」であるのは常識中の常識。
軍隊が強大な暴力行使の権限を持っていることを事実として認めるからこそ、軍隊に対する文民統制(シビリアン・コントロール)という観念が出てくる。逆に言えば、軍隊を「暴力装置」として正確に認識しえない人には、文民統制を論じる資格などない。仙谷を批判した世耕弘成議員や丸川珠代議員は、もう一度中学に戻って社会科の授業を受けなおした方がいいのではないだろうか。
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投稿者:事務局
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