▼「植村応援隊(略称:応援隊)」への参加呼びかけ
私たちは、元朝日新聞記者の植村隆さんを応援する「植村応援隊(略称:応援隊)」を結成しました。
植村さんは1991年に書いた慰安婦報道に関する2本の署名記事がもとで、「捏造記者」というレッテルを貼られ誹謗中傷を受けています。
攻撃が激しくなったのは、大学教授への転身が週刊誌で報じられた2014年1月末頃からです。教授就任は辞退せざるを得なくなりました。
それだけではありません。札幌の北星学園大学で非常勤講師をしているという情報が拡散され、大学への爆破予告、大量のメールと電話などによる脅しや嫌がらせ、17歳の娘さんを自殺に追い込むという脅迫にまでエスカレートしたのです。次年度の雇用継続が危ぶまれる状況にもなりました。
この時は、学者やジャーナリスト、市民などで結成した「負けるな北星!の会(略称:マケルナ会)」の活動、全国の弁護士による威力業務妨害の告発など、北星を励ます様々な支援の輪が広がり、脅迫に負けることなく大学は雇用継続を決定しました。
同年12月、植村さんは「私は捏造記者ではない、不当なバッシングには屈しない」と訴える講演活動を始めました。いくつかの月刊誌へ手記を発表し、積極的に取材へ応じています。また本年1月9日、攻撃激化のきっかけをつくった週刊誌の発行元などを相手に、名誉棄損裁判を東京地裁へ提訴し、札幌でも同様の訴訟が準備されています。
提訴記者会見の場で植村さんは「司法の場でも捏造記者でないことを証明し、自分と家族、家族の友人の人権を守り、そのことで大学の安全も高めたい。私だけの問題ではなく日本の民主主義の問題。卑劣な行為は許さない。そのために闘う」と決意を語られました。
この問題への誹謗中傷はネット世界に氾濫するだけでなく、週刊誌や新聞などの大手メディアにまで散見され、誤解と悪意に基づく非難の言葉が今も流され続けています。この機に乗じるように、過去の歴史を否定する動きまで見られます。
慰安婦問題について様々な意見や見解があるのは事実です。しかし、書いた記事によって生活を脅かされ、生命の危険にまでさらされる。そんな言論封殺を決して許すことはできません。民主主義の根幹を崩壊させる道だからです。
報道・言論の自由、学問の自由、まさに私たちの民主主義を守るために植村さんの闘いを応援しようではありませんか。多くの皆さんの参加を呼びかけます。
*呼びかけ人(50音順):岩崎貞明(「放送レポート」編集長)/内海愛子(恵泉女学園大学名誉教授)/呉光現(聖公会生野センター総主事)/北岡和義(フリージャーナリスト)/ 小中陽太郎(作家)/小森陽一(東京大学大学院教授)/後藤乾一(早稲田大学名誉教授)/新西孝司(北星平和宣言支持厚別区民の会)/崔善愛(ピアニスト)/鶴田昌嘉(北海道画廊代表取締役)/西村秀樹(近畿大学人権問題研究所客員教授)/福原正和(医師)
▼植村応援隊について
1 植村応援隊(応援隊)の概要
(1)主な活動内容
?植村さんの講演会への参加、裁判の傍聴
?講演会や裁判の周知活動への協力
?活動資金のカンパの呼びかけ
?植村さんの講演会の企画・実施 その他、協力できること、したいこと。
(2)運営について
?応援隊隊員への情報提供はメールなどで行います。
?HPなどは当面設置せず、「負けるな北星!の会(マケルナ会)」のご協力をいただきます。
?日常的な運営は事務局が担当します。なお、事務局メンバーは非公開といたします。
?運営に必要な費用はカンパでまかないます。
(3)カンパ受け入れ口座
ゆうちょ銀行 振替口座
[記号番号]02760?0?101987 [名称] 植村応援隊
(他行からの場合) ゆうちょ銀行 279店 0101987
2 参加方法
(1)電子メールで次の内容を送信してください
?氏名・ふりがな ?郵便番号・住所 ?電話番号
?送信アドレスと別アドレスでの登録を希望する場合はそのアドレス
(2)メールの件名は、「応援隊参加」としてください。
(3)メールの宛先は、makerunauemura3@gmail.com (負けるな植村さん)
3 その他
(1)いただいた個人情報は応援隊の活動以外に使いません。
(2)個人情報を外部へ無断で提供することはありません。
(3)お名前などを公表する場合はあらかじめご了承をいただきます。
4 Q&A
Q1 応援隊に参加したら、必ずしなければならないことがありますか?
A1 裁判の傍聴や講演会への参加など、活動はすべてご自身の判断です。
Q2 メールアドレスのない人は参加できませんか?
A2 メールアドレスのない方も参加可能です。その場合は、ご自身でHPやfacebookへアクセスし、応援隊の情報を入手していただくことになります。ご了承ください。
Q3 参加のために会費は必要ですか?
A3 会費はありません。カンパなどで運営します。
Q4 自分の地域で講演会を開催したい時はどうすればよいですか?費用は?
A4 実施に関すること(企画の決定、会場の手配や周知、当日の運営など)はすべて行っていただきます。植村さんの交通費・宿泊費をご負担ください。謝礼については要相談です。複数の地域で開催して費用を分担していただくこともできます。検討される方は、事務局のアドレスへご連絡ください。
2015/2/5 0:31:14
投稿者:事務局
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