【連続講座】
運動史から振り返る原発と原爆
――被爆国日本はなぜ原発大国になったのか
〈フクシマ〉は単なる「未曽有の大災害」ではない。人間のコントロールを超えた破壊力が社会の存続の前提を破壊してしまう〈破局的危機〉が、日々深化拡大しているのである。
ヒロシマ・ナガサキ、そしてビキニという悲惨極まりない放射能被害の経験を持ちながら、一体なぜこんなことが起きてしまったのか。「原水爆反対」と「原子力の平和利用(=原発推進)」が両立しえた平和運動、反原発という論理を組み込まないまま核安保体制と対決してきた反戦・反安保運動等の歴史を整理し、批判的に検証することが必要である。
〈「被爆国日本」がなぜ原発大国になってしまったのか〉という破局的な問いを、「連続講座」という持続的・集団的な作業のかたちにしながら、多くの事実や運動史を、歴史的検証を媒介にして新しい文脈のもとに関連づけたい。それにより「災〈3・11〉後」の今、噴出している新しい運動の潜在的可能性を見つけ出してゆきたいと考えている。ぜひ参加を!
第一回 50年代原水爆禁止運動のなかの平和利用論
日時:2012年1月21日(土)18時?
講師:加納実紀代さん(歴史家・ジェンダー論)
武藤一羊さん(ピープルズ・プラン研究所)
第二回 82年「反核フィーバー」とは何であったのか
日時:2012年3月17日(土)18時?
講師:菅孝行さん(評論家・劇作家)
近藤和子さん(批評家)
※第三回以降予定している内容
・チェルノブイリ後の反原発運動
――「脱原発法案」の挫折をめぐって
・脱原発ニューウェーブ・母親・フェミニズム
■参加費:非会員800円、会員500円、生活困窮者500円
■会場:ピープルズ・プラン研究所(東京メトロ有楽町線江戸川橋1-b出口より徒歩5分、東西線早稲田駅・神楽坂駅よりそれぞれ徒歩15分)
http://www.peoples-plan.org/jp/modules/tinyd1/index.php?id=5
■主催:ピープルズ・プラン研究所
東京都文京区関口1-44-3 信生堂ビル2F
TEL: 03-6424-5748 FAX: 03-6424-5749
E-mail: ppsg★jca.apc.org(★を@に変えてください)
2012/1/8 22:33:19
投稿者:事務局
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