2012/5/29 0:20:56
以下の論評を新規掲載しました。
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戦後日本国家の対米関係と対米交渉力についてのメモ
武藤一羊
2012年5月15日記
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戦後日本国家が一貫して対米従属の下にあったことは明らかであり、それは日本政府の外交政策の選択というより、米国覇権の日本国家への内部化から生じていたことは基本であるが、それは単純な一方的関係ではなく、日本支配集団の意志や選択による自発的側面もあり、対米交渉の場面を含むものであったことに注目する必要がある。(占領下でも交渉の場面と余地はあった)。戦後日本支配集団は、戦後米国覇権の下で、米国の世界支配への従属的内接関係を日本資本主義の復興と膨張のために利用するため選び取りもしたので、そこに交渉の成立する空間が生じたのである。
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投稿者:事務局
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