WSF連絡会の大屋(@ドイツ)です。
6月2日からドイツG8対抗行動がはじまりますが、その前日の6月1日に社会運動ネットワーク会議が、ドイツ・ロストックで開催されます。
このネットワークは、世界社会フォーラムに参加した社会運動団体の国際ネットワークで、今回ドイツG8にさいして、ドイツの運動体と交流すべく、集会を組織しています。
そこでは、本日(5/31)WSF国際評議会が決定した2008年のダボス会議開催日に計画されている「世界行動の日」について呼びかけが行われ(この詳細については後日報告します)、ネットワークの具体像についても議論される予定です。
世界社会フォーラム連絡会の大屋さんからのG8報告を転載します。
2007年6月6日から8日にかけてドイツのハイリンゲンダムで、G8サミットが開催される。これは、日本をはじめ、アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、イタリア、ドイツ、ロシアの八カ国の首脳が集まり、政策協調を行う会合である。これらの八カ国は世界人口の13%しか代表していないが、世界経済の三分の二を占めている。
このG8サミットに対しては、先進諸国の首脳たちが、いかなる国際的な民主的手続きも経ることもなく、世界秩序の方向付けを恣意的に発表している場である、との批判が近年おきている。2001年のジェノバ・サミットでの抗議行動は記憶に新しいが、今年のサミットでも、ドイツの社会運動を中心に10万人規模の活動家がドイツに集まり、サミット開催前の6月2日より8日にかけてハイリンゲンダムに近いロストックを中心に、対抗行動を企画している。