PPブックス第7巻発刊
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白川真澄著 『格差社会を撃つ――ネオ・リベにさよならを』
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《目次》
【第1章】格差社会を撃つ
「自己責任」論を打ち破り「連帯」の思想を蘇らせよう
校正と連帯の思想と運動を――格差論争のなかで
[補論]
広がる格差・増える低所得者――「二〇〇五年所得再分配調査報告書」から見
えてくること
格差社会に立ち向かう――平等化と「われらの世界」構築の戦略
格差があっても悪くない?――小泉「構造改革」の五年と安倍政権
【第2章】新自由主義改革――民営化と「小さな政府」のからくり
ネオ・リベ「改革」を止めろ――小泉流「官から民へ」「小さな政府」を批判する
経済危機の中の小泉「構造改革」(2001年)
小泉「構造改革」の現在――対抗戦をどこに引くべきか(2002年)
民営化に対抗する原則をどう立てるか(2004年)
誰のための・何のための郵政民営化か(2005年)
大きな自己負担を強いる「小さな政府」(2006年)
新自由主義の「労働市場改革」(2007年)
【第3章】破壊される住民自治
小泉「改革」は地方分権と住民自治に敵対する
地方自治・地方分権への第逆流
「地方分権」の罠――地方自治と「国民保護」
※※著者より※※
本書では、小泉「構造改革」という形で推進された新自由主義(ネオ・リベ)「改
革」とそれがもたらした格差社会の現実を多くのデータを使って批判的に分析
し、公正と連帯、市民と地域の手にある公共性、住民の自己決定権の思想と運動
を蘇らせることを訴えました。
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●発行
インパクト出版会
四六版本文256ページ
定価1900円+税
●お申し込み・・・・・・・・・・・・・・
書店でもお求めいただけますが、お名前、ご希望の書籍名と冊数、送り先をいた
だければ、税抜き価格(送料PP研負担)でお送りいたします。
(会員の方は2割引+送料)
●支払い
お手元に書籍が届きましたら、同封の郵便振込用紙にてお支払いください。
***
『季刊ピープルズ・プラン40号』発刊のご案内です。
安倍後の政局をにらんでの特集です。
11月最終週の発送になります。お楽しみに!
=====◆◇◆発刊のご案内◆◇◆=======
●●●『季刊ピープルズ・プラン』40号●●●
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【特 集】どう変える? 日本の政治――安倍政権崩壊の意味を問う
執筆:武藤一羊/天野恵一/竹信三恵子/国富建治/
大野和興/尾辻かな子/由井晶子
〈座談会〉渡辺治、上原公子、白川真澄
[連載開始]G8サミットとグローバル資本主義の覇権構造(上)/小倉利丸
[フィリピンスタディツアー報告]
その他論文、書評、連載等多数掲載しています。大橋成子さんの「ネグロ
ス便り」は、今回は日本滞在中の筆者からネグロス・ナヨン村の人たちへ宛てて
送られました。
発行日:2007年11月30日
A5 180頁 1300円(送料1冊80円)
≪申し込み≫ピープルズ・プラン研究所
tel:03-6424-5748 fax:03-6424-5749(移転により変わりました)
http://www.peoples-plan.org
E-mail:ppsg@jca.apc.org
書店取り寄せもOKです。
■■ 目 次 ■■
特集にあたって◆白川真澄
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★特集:どう変える? 日本の政治――安倍政権崩壊の意味を問う
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◎安倍政権自壊の歴史的意味
――この異常な一〇年を巻き戻せ! 既成事実を解体する攻勢へ◆武藤一羊
◎安倍政権から福田政権へ、その〈歴史認識〉の変容
――〈ポチ・ナショナリズム〉の“自爆”と“修正(もともどり)”◆天野恵一
◎参院逆転で新自由主義はとまるか?
――カギは社会破壊の実態の共有と下からの働きかけ◆竹信三恵子
◎「集団的自衛権論議」はどこへ行く◆国富建治
◎農村と地方は民主党の政策で救われるか◆大野和興
◎マイノリティの旗を掲げて――参院選をたたかって◆尾辻かな子
◎【座談会】自民党惨敗後の政治はどう変わるか どう変えるか
◆上原公子、渡辺治、白川真澄
◎うちなーだより31 衆院選挙後の沖縄◆由井晶子
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▼G8サミットとグローバル資本主義の覇権構造
――虚構の帝国を支える先進国の政治経済学(上)◆小倉利丸
▼【インタビュー】ウォルデン・ベロに聞く
――洞爺湖G8を「最後のG8」にしよう◆聞き手:小倉利丸
▼FTAをストップさせる運動をどう作るか
――APECシドニー・オルタナティブの現場より◆安藤丈将
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ピープルズ・プラン研究所2007年スタディーツアー
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フィリピン――ピープルパワーの国は今◆笠原光
スービック米軍基地跡と周辺を訪問して◆船橋邦子
フィリピンの土地問題――闘う農民たち◆佐分利豊
《ラウンドテーブル》日本とフィリピン民衆の対話:
日比経済連携協定(JPEPA)
――日本による第二の侵略◆アリス・レイモンド
エッセイ:◎「涙の谷」を果敢に生きぬくフィリピンの人びと◆山本真理
◎おいしくて豊かな時間の記憶◆泉カオリ
フィリピンツアー事前学習会
フィリピン連帯運動の歴史と「民衆貿易」の今後◆大橋成子
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書評
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◎清水雅彦著『治安政策としての「安全・安心」まちづくり』◆山口響
◎中野憲志編 藤岡美惠子他著『制裁論を超えて―朝鮮半島と日本の〈平和〉を紡
ぐ』◆李泳采
◎湯浅誠著『貧困襲来』◆小屋 亮
◎アントニオ・ネグリ講演集(上)(下)◆廣瀬 純
◎カラカサン(移住女性のためのエンパワメントセンター)・反差別国際運動日
本委員会(IMADR-JC)編『移住女性が切り拓くエンパワメントへの道――DVを受
けたフィリピン女性が語る』◆青山薫
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<連載シリーズ>
思想を読む25:岡本恵徳著『水平軸の発想――沖縄の「共同体意識」』◆北野誉
アジアのムラから見た《世界》[番外編]:ナヨン村のみなさまへ◆大橋成子
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「ピープルネス」へ◎第二章 オギュスタン・ベルクの風土学◆花崎皋平
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研究会プロジェクト報告
戦後研究会◆松井隆志
憲法研究会◆山口響
ラウンド・テーブル:
シリーズ「『美しい日本』を剥ぐ」第一回?三回◆塩沢加奈子
「私」と戦後日本の社会運動 第・章◆笠原 光
交流
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ピープルズ・プラン研究所
★事務所移転しました★
〒112-0014東京都文京区関口1-44-3 信生堂ビル2F
tel:03-6424-5748(変わりました)
fax:03-6424-5749(変わりました)
http://www.peoples-plan.org
ppsg@jca.apc.org
今号にあたって◆小倉利丸
【特集1】岐路にたつ? オルタ・グローバリゼーション運動
【座談会】WSFはどこへ向かうか
勝俣誠×毛利聡子×大津祐嗣×武者小路公秀×小倉利丸(司会)
もうひとつの世界社会フォーラムは可能か◆NOVOX
WSF:ケニアの展望――「民衆議会」を代表して◆ワングィ・ムルバティア、ハッサン・インドゥーサ
世界社会フォーラムは民衆闘争に役立つか?
社会フォーラムという方式はそのために適切か?◆サミール・アミン
閉ざされた「自由な空間」から社会的空間のオルタナティブへ――世界社会フォーラム=空間論批判◆小倉利丸
WSFは、多様な矛盾を体現しうるのか?
――二〇〇六年から第七回WSFまでの国際評議会の議論から◆大屋定晴
WSFナイロビと社会運動◆秋本陽子
いま改めて運動の再構築を――ODA集会から新自由主義を考えた◆丸山重威
ケニア・ナクル湖に何が流し込まれたか◆神戸俊平
搾取的移住・人身売買との闘いの重要性と困難さ
――ナイロビ世界社会フォーラムでのワークショップを終えて◆武者小路公秀
ナイロビ発「世界は9条を求めている」◆川崎 哲
「もったいない」だけではもったいない
――グリーンベルト・ムーブメントのラディカリティ◆春日 匠
キコンバ・スラム訪問◆寺本 勉
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【特集2】エクアドル世界反基地会議
この熱気を日本に持ち込めるか
――エクアドル世界反基地会議の私的報告◆山口 響
【エクアドル会議参加記】沖縄から世界へ、世界から沖縄へ◆伊佐由貴
自らの基地をみつけた反基地ネットワーク◆ハーバート・ドセナ
〈エクアドル会議参加者座談会〉◆安次富浩×高里鈴代×平良夏芽×山口響(司会)
島を盗む――軍事要塞化されたディエゴ・ガルシア◆ジョン・ピルジャー
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研究会報告:憲法研究会報告/戦後研究会報告
【時評】浮上した「集団的自衛権」論議
――破壊状況に抗する運動を!◆天野恵一
【書評】
◎デヴィッド・ハーヴェイ著『新自由主義 その歴史的展開と現在』◆国富建治
◎ピープルズ・プラン研究所編 シリーズ「改憲」異論4『体験的「反改憲」運動論――なぜ私たちは「護憲」ではないのか」◆松井隆志
【うちなーだより29】沖縄をどこへ拉致するのか◆由井晶子
【運動の思想を読む24】田口裕史『戦後世代の戦争責任』◆北野 誉
【アジアのムラから見た世界《20》】魚に頼まれた漁民◆大橋成子
【交流】