■次回戦後研究会の案内です。
「小田実」シリーズをいったんお休みして(あるいは交互に)
1960年代前半の言論を読むことになりました。
興味ある方の参加をお待ちしております。
◆日時:2010年1月13日(水) 19時半? (一ヶ月とんで年明けです)
◆場所:PP研会議室
◆テーマ:1960年代前半期と近代化論
◆報告者:新孝一さん
[読んでくるもの]
上山春平『大東亜戦争の意味』あるいは『大東亜戦争の遺産』
(どちらも中央公論社)
→『意味』と『遺産』では後半に収録されている論文が違って
いますが、中心となっている「大東亜戦争の思想史的意義」と
「再び大東亜戦争について」は共通しているので、この二本を
最低限読んできてもらえればと思います。
オルタナティブ提言の会第4回
「農業と地域社会」の発言および討論の記録を掲載しました。
第4回 農業と地域社会
発言:大野和興さん(準備中)
コメント1:佐久間智子さん
コメント2:山浦康明さん
討論
オルタナティブ提言の会のページへ
一応「小田実」シリーズですが、1960年代前半期の言論状況の
問題に関心が移りつつあります。
興味ある方の参加お待ちしております。
■10月の戦後研究会
日時:2009年10月28日(水) 19時半?
場所:PP研会議室
テーマ:小田実その6
報告者:松井隆志
読んでくるもの:小田実『日本の知識人』筑摩書房(新書・1964年)
★9月の戦後研
◆日時:2009年9月30日(水)19時半?
◆場所:PP研会議室
◆テーマ:小田実その5
◆報告者:天野恵一さん
◆読んでくるもの:小田実『戦後を拓く思想』講談社
前回の「難死の思想」からの継続です。
この後は、小田実ではなく、1960年代前半の理解を深めるための
本を選ぶ可能性があります(未定ですが)。
新規参加者歓迎です。
八月の戦後研の案内です。
小田実シリーズが続いています。どうぞ気軽にご参加ください。
日時:2009年8月26日(水)19時半?
場所:PP研会議室
テーマ:小田実その4
報告者:福岡愛子さん
読んでくるもの:小田実「難死の思想」
最低限、「難死の思想」を読んできてください。
この論文はさまざまな本に収録されています。
『難死の思想』文藝春秋
『戦後を拓く思想』講談社
などにも入っていますが、現在一番入手しやすいのは
『難死の思想』岩波書店(岩波同時代ライブラリー→岩波現代文庫)
かと思います。
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ピープルズ・プラン研究所 戦後研究会より
『新版 下山事件全研究』発刊のご案内
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六月半ば、佐藤一さんが亡くなられました。
ここ数年は戦後研究会の常連メンバーと言える存在でした。
もうお会いできないかと思うと、とても残念に思います。
佐藤さんの訃報記事は各新聞に載りましたが、どの記事も松川事件の元被告であったという紹介しかしていませんでした。
しかしそれは彼の前半生の一部に過ぎません。
松川事件の無罪判決を勝ち取ったのちの佐藤さんの活動も忘れられるべきではないはずです。
彼は、多くの弾圧救援や冤罪支援を行う一方で、占領・戦後史の研究を積み重ねてきました。
後者の最大の成果の一つが、『下山事件全研究』という著作です。
近年、改めて下山事件の「謀殺」論が跋扈していますが、佐藤さんの『下山事件全研究』は、30年も前(1976年刊)に「謀殺ではない(=自殺)」という結論を提示しました。
その主張はきわめて説得的です。
本書を避けて下山事件を語ることは許されないと私は思います。
しかし残念ながら、この本は長らく絶版・入手困難になっており、そのことが昨今「謀殺」論のはびこる一因ともなっていたように思えます。
その『下山事件全研究』がようやくこのたび復刊されることになりました。
今年は、下山・三鷹・松川事件から60年目にあたり、佐藤さんもはりきっておられました。
復刊された『全研究』を見ることなく佐藤さんは亡くなられてしまいましたが、彼の復刊に寄せる「まえがき」も間に合いました。
『全研究』は、私たちの手元に無事に残されたのです。
下山事件に興味をもたれている方や佐藤一ファンはもちろん、広く戦後史や報道の問題に関心のある方に是非読んでいただきたいと、著者(および出版元)に代わって宣伝したいと思います。
決して安い価格ではありませんが、頁数も多く、内容的にも大変読み応えのある本です。
『新版 下山事件全研究』の出版元はインパクト出版会。
アマゾン等、オンライン書店でも入手できます。
出版社、書店にぜひご注文ください。
また図書館などへの積極的なリクエストもお願います。
この本もそうですが、佐藤さんからは、歴史を書く際にきちんと当時の資料に立ち返ること、関係者に取材することの大切さを教えられたように思います。
わかっていてもなかなかやれることではありませんが、よく肝に銘じておきたいと思います。
なお、九月頭には、佐藤さんの遺著である
『「下山事件」謀略論の歴史』(彩流社)も出版予定です。
近年の下山事件「謀略論」への具体的批判が綴られています。
こちらもご注目ください。
(松井隆志/戦後研究会)
市民の意見30の会・東京主催
◎武藤一羊さんを囲む読者懇談会のお知らせ
テーマ:流動する世界と市民の選択
◆日時:8月14日(金)18:30?
◆場所:ピープルズ・プラン研究所
http://www.peoples-plan.org/jp/modules/tinyd1/index.php?id=5
◆参加費:500円
※『市民の意見』の読者でなくても参加できますので、どうぞ足をお運びください。
【連絡・問合せ先】
市民の意見30の会・東京
Tel:03?3423?0185
E-mail:iken30@mwb.biglobe.ne.jp
7月の戦後研
日時:2009年7月29日(水)19時半?
場所:PP研会議室
テーマ:小田実・その3
報告者:佐藤功さん
読んでくるもの:小田実『世直しの倫理と論理 上下』岩波新書
新規参加者も歓迎です。
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日時:2009年6月24日(水) 19時半?
場所:ピープルズ・プラン研究所会議室
テーマ:小田実・その2
報告者:松井隆志
読んでくるもの:
小田実『「べ平連」・回顧録でない回顧』(第三書館)
日時:2009年5月20日(水)19時半?
場所:ピープルズ・プラン研究所会議室
テーマ:小田実(仮)
読んでくるもの:
小中陽太郎『市民たちの青春 小田実と歩いた世界』講談社(2008年)
報告者:松井隆志