第1回:イラク戦争から10年:テレビに映らない世界を知る
(講師:太田昌国さん)
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イラク戦争の開戦から3月20日で10年がすぎました。
この間の世界はどのような姿を呈しているのでしょうか。 たとえば、その姿は、「9・11」事件以来の、アメリカ主導の「反テロ戦争」による理不尽な暴力に象徴されるかもしれません。他方では リーマ ン・ショックに見られるように、制御・統制のきかない金融の放埓な働きが世界経済の根幹を揺るがすというものだったかもしれません。
一方、日本国内に目を向ければ、2009年に自民党政権が倒れ、ようやく政権交代が実現しました。ですが、その時間もわずか3年4か月で 終わ りました。世界的な不況や社会の保守化・右傾化を背景にふたたび安倍晋三が総理に返り咲きました。彼は戦後レジームを根底から変えると公言し ています。現在のところ、彼は改憲について、なるべく目立たないようにしていますが、7月の参議院選挙後には一気に事を進めることが予想 されます。
では私たちはこれをどう批判していけば良いのでしょうか。私たちはこのことを共に討論する場としてラウンドテーブルを連続してもちたいと 考え ています。その第一回目として、4/6(土)に太田昌国さん(民族問題研究)をお招きして、「9・11」事件、イラク戦争以後の世界という大 きな枠組み(レジーム)から、 2013年現在の諸問題を捉えてみることにしました。
安倍政権とは何か、これとどう対決するのか――。
討論の場にぜひご参集を!
◆日時:2013年4月6日(土)
◆時間:13時半開場、14時?17時
(討論時間もたっぷりとります!)
◆講師:太田昌国さん(民族問題研究)
◆場所:ピープルズ・プラン研究所会議室
http://www.peoples-plan.org/jp/modules/tinyd1/index.php?id=5
◆参加費:会員800円、一般1000円(困窮者・学生の割引あり)
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『季刊ピープルズ・プラン』60号(2013年2月15日発行)では、このRTに先立ち、「安倍政権とは何か、どう対決するか」という内 容で 討論を呼びかけ、編集委員2名による論文を発表しました。ウェブページにもアップしましたので、ぜひご覧ください。
【討論】〈第1回〉安倍政権とは何か、どう対決するか
◆総選挙から参院選へ─安倍政権の野望を挫くために/白川真澄http://www.peoples-plan.org/jp/ppmagazine/pp60/pp60_shirakawa.pdf
◆始まった「レジーム・チェンジ」プロセスの尋常でない性格??極右政権の目
指す「国のかたち」/武藤一羊
http://www.peoples-plan.org/jp/ppmagazine/pp60/pp60_muto.pdf
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【太田昌国さん新著!!】
『テレビに映らない世界を知る方法』
現代書館
2013年
2300円+税
http://www.gendaishokan.co.jp/new06.htm
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