<アジア太平洋地域FTA網と軍事同盟の形成に関する共同討論会>
共催:脱WTO/FTA草の根キャンペーン/ピープルズ・プラン研究所
【第2回】
◆テーマ
米軍再編を経済と軍事のリンクという側面から分析
(報告:PP研武藤一羊さん、笠原光さん)
◆日時 11月19日(月)午後6時開場 6時30分開始
◆場所 総評会館501号
・東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅0分
・東京メトロ丸の内線 淡路町駅5分
・都営地下鉄新宿線 小川町駅3分
・JR御茶ノ水駅5分
◆参加費 500円
■E-mail ppsg@jca.apc.org
◆趣旨
世界貿易機関(WTO)の協議が難航する一方で、アジア太平洋地域では、
二国間の自由貿易協定の締結など、個別撃破的に自由貿易体制を形成する動きが
急ピッチで進んでいます。こうした動きは、急成長するこの地域の経済覇権をめ
ぐるせめぎあいをもたらすと同時に、経済と軍事をリンクさせながら、中国封じ
込め、さらには中東、中央アジア、インドネシアなどを念頭に置いた軍事同盟形
成への動きと併行しているように見えます。
現在交渉が始まっている日豪FTAが日豪安保の形成と併行していることに
もこの点は象徴的に現れています。日豪双方ともアメリカと軍事同盟を結び、そ
の日豪が安全保障協定を結ぶということは、経済と軍事を一体のものとした三か
国間の安全保障同盟が結ばれたことを意味します。また、韓国、フィリピンやア
ジア諸国のFTAと軍事・安全保障とのかかわりも密接不可分なものがあり、米
軍再編の動きとも絡み合いながら、軍事と経済のもう一段階進んだグローバルな
統合の大きな流れに発展することが予感されます。「東アジア共同体」構想もこ
うした文脈のなかで理解する必要があるでしょう。このことからもわかるように、
小泉・安倍政権による安保・防衛構想と新自由主義経済政策は、相互に密接に絡
みあう日本の新たな対外戦略として理解する必要があります。
以上のような問題意識のもとに、ピープルズ・プラン研究所と脱WTO/ FTA草の
根キャンペーンを軸に、現状分析と今後の運動の方向を話し合う共同討論の場を
つくります。
◆今後のテーマ(以下は予定です。討論のなかで検討していきます。)
第3回:中国をどうとらえるか(小倉利丸、稲垣豊)
第4回:アジア太平洋地域におけるFTA網形成の動向と分析(市村忠文、山浦康明)
第5回:東アジア共同体をどうとらえ、向き合うかをさまざまな側面から分析
《お問い合わせ》
■電話連絡先:
ピープルズ・プラン研究所03-6856-2005
フォーラム平和・人権・環境(市村)03-5289-8222
■住所連絡先:PP研
〒101-0051千代田区神田神保町3-1-6 日建神保町ビル9F-B fax:03-5211-8509
2007/10/28 16:34:09
投稿者:事務局
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