2011/2/19 1:51:13
エジプト民衆の決起が「長い革命」の開始を告げる
サミール・アミン
※「世界オルタナティブ・フォーラム」を主催するエジプト出身の経済学者で活動家、サミール・アミンが、チュニジアに続くエジプトでの民衆決起についていち早く独自の分析を発信した。以下、第一報として訳出したものがそれである。エジプトの事態はその後急速に展開したので、アミンの第二信を追加した【編集部】。
◆「ソフトな移行」にかけた米国の狙いとムスリム同胞団(1月28日)
エジプトは、米国の地球管理計画のカナメ石だ。ワシントンは、エジプトが米国への完全な屈従から離れようとするいかなる試みをも我慢しないだろう。エジプトの対米屈従は、イスラエルが、まだパレスチナとしてかろうじて残っている領土の植民地化を推し進めるためにも必要なものなのだ。これこそ、ワシントンがエジプトの「ソフトな移行」に「関与」するさいの唯一の目標なのである。この意味で米国はムバラクの辞任を考慮するかもしれない。新たに副大統領に任命された陸軍諜報部の長であるオマール・スレイマンが事態を掌握するだろう。軍は慎重に弾圧への関与を避け、自分のイメージを無傷に保とうとしてきた。
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投稿者:事務局
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