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【連載論文】極右による「国家改造」の性格:耳栓・目隠しで「日本を取り戻す」
インターミッション
武藤一羊
2012年12月20日記
「上中下」と続くはずの当連載論文「極右による「国家改造」の性格―耳栓・目隠しで「日本を取り戻す」」の「下」を執筆途中に、12・16総選挙で自民党圧勝、維新進出という結果になりました。そして安倍政権が登場することになりました。選挙結果のあまりのひどさ、極端さに、切歯扼腕する仲間、落ち込む仲間も多い(私もその一人)ばかりでなく、自民党に投票した人たちのなかにも自民党が増えすぎたとする人が多数だという世論調査もあるようです。それほど今回の選挙結果は衝撃的でした。
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【2012総選挙】負けたのは民主党ではなく、民主主義
山口響(ピープルズ・プラン研究所運営委員)
2012年12月19日記
2012年12月16日に行われた衆議院選挙は、形の上では自民党の「圧勝」に終わった。獲得議席数は、自民294、民主57、日本維新の会54、公明31、みんなの党18、日本未来の党9、共産8、社民2、新党大地1、国民新党1、無所属5である。
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極右による「国家改造」の性格:耳栓・目隠しで「日本を取り戻す」(中)
――普遍的価値からの遮断装置としての自民党憲法草案
武藤一羊
2012年12月14日記
これまで「ジコチュウ」などというかなり前の流行語で安倍自民党の立ち位置を検討してきましたが、もう少し厳密に言うとすれば、それは自己都合に解消されない普遍的基準や価値からの遮断と言い換えることができます。2012年4月27日付で発表された自民党の「日本国憲法改正草案」(以下改憲草案)はこの遮断の意志の明明白白な宣言と読むことができますし、そう読むべきでしょう。ここでこの草案の逐条的な吟味ははぶきますが、普遍的規範から彼らの日本国を遮断しようとする意図が、草案の全体を貫いている様を駆け足で観察することにします。普遍的規範からの離脱は、日本国憲法の柱とされてきた主権在民、基本的人権、平和主義を根本から引き抜き、廃棄することを通じてなされています。では、どのようにしてでしょうか。
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極右による「国家改造」の性格―耳栓・目隠しで「日本を取り戻す」(上)
武藤一羊
2012年12月12日記
極右勢力が権力を握り、戦後国家の崩壊の濛埃のなかで彼らの「国家改造」を強行する危険、そうなる弾みに目をつぶるわけにはいきません。出現しつつあるのは、どんな連立政権が望ましいかなど政局論議の枠に収まる生易しい状況ではないと私は感じています。マスコミが誘導する安易な社会意識を利用さえして、中央突破が図られる危険が存在します。あらゆる意味での支配の危機、破綻がこの状況を生みだしたので、この中央突破を挫折させる下からの民衆力もまた出現しています。しかしこの極右の国家改造への新しい対峙の戦線は未形成です。
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“大胆な金融緩和で経済成長”という政策のカラクリ――安倍自民党の暴走
白川真澄
2012年12月9日記
総選挙で政権返り咲きが予想されている安倍自民党が、暴走している。安倍本人の発言や「政権公約」には、ウルトラ保守・右翼の政権の姿を彷彿させる主張が溢れている。
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『反「改憲」運動通信』第7期No.10(2012年10月3日号)掲載
日本政府、軍部は戦争による解決を求めるのか
武藤一羊
2012年9月30日記
日本政府によれば、尖閣諸島・釣魚島(台)をめぐっては領土問題は存在しない。なぜなら島はもともと日本国の固有の領土だからだという。では、1972年以来これらの島をめぐって起こってきたこと、そしていま起こっていることは、何なのか。北京は中国固有の領土と主張し、台湾は台湾の一部と主張し、それぞれ歴史にさかのぼり、第二次大戦の戦後処理を引用して、領土権を主張している。これが領土問題、領土紛争でなくてなんであろうか。
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白紙委任の「決める政治」とむきだしの新自由主義
――「維新の会」の国家・社会像を批判する
白川真澄
2012年10月1日記
橋下徹が率いる「維新の会」が国政進出を決め、次の総選挙では台風の目になると言われている。一方で、領土ナショナリズムの旋風に乗って極右の安倍晋三が自民党総裁に返り咲き、自民党の支持率が上昇している。それもあって、「維新の会」の勢いに陰りが見られ、早くも「賞味期限切れ」ではないかとも囁かれている。安倍自民党と橋下「維新」の関係が今後どのように展開していくのかについては読めないところがある。しかし、やはり「維新」が日本の政治動向を左右するような役割を演じることはまちがいない。
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つるたまさひでさんからラミスさんへの返信を掲載しました。
ラミスさんへの返信
つるたまさひで
http://www.peoples-plan.org/jp/modules/blog1/index.php?content_id=18
以下の文章は、PP研の会員向け「ニュースレターNo.37」(2012年4月発行)に掲載された鶴田雅英さんの『要石:沖縄と憲法9条』読書メモに応答して、著者のダグラス・ラミスさんからPP研へ寄せられた文章です。
このやりとりはその後もつるたさんとラミスさんの間で続けられています。
みなさんからのご意見・ご感想も、お待ちしています。(編集部)
(意見送り先:ppsg(@)jca.apc.org [@のカッコははずしてください] )
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「『要石:沖縄と憲法9条』読書メモ(つるたまさひで)」への応答
C. ダグラス ラミス
2012年6月記
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以下の論評を新規掲載しました。
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消費増税議論を斬る――野田政権の消費増税法案を葬り去ろう
白川真澄
2012年6月10日
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野田政権は、小沢派の強い抵抗にてこずり、消費増税法案成立の活路をなりふりかまわず自民党との修正協議に見出そうとしている。だが、野田政権と自民党との談合でドサクサにまぎれて消費増税が実現されるような八百長試合を絶対に許してはならない。
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