直前のお知らせになり恐縮ですが、 世界社会フォーラムの発案者のお一人であり、現在も国際コーディネーターをつとめていらっしゃるシコ・ウィタケーさんの来日に際して、急遽ささやかな囲む会を企画いたしました。
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【シコ・ウィタケーさんを囲む会】
日時:2014年10月7日(火) 午後2時?5時
場所:ピープルズ・プラン研究所
http://www.peoples-plan.org/jp/modules/tinyd1/index.php?id=5
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シコさんはブラジルで、「原発のないブラジル連合」を結成し、憲法で原発を禁止することを求めて活動していらっしゃいます。特に今年11月に改訂期を迎えるドイ ツとの原子力協定の破棄に向け、ブラジル国会でも公聴会で発言をするなど活発な活動を展開されています。
ブラジルでは現在2機の原子炉が稼働しており、3機目が建設中、さらに4機の建設が予定されています。これまでの原発建設はドイツが支えてきました。ドイツが脱原発を決めた流れでドイツとの原子力協定も破棄される可能性は十分あるのですが、なんと、その後釜を狙って安倍政権がブラジルとの原子力協定を結んで、ブラジルへ原発を輸出しようとする構えを見せ、昨年6月にはブラジル大統領来日の際に原子力協定締結に向けた会談が予定されていました。これを打ち破ったのはワールドカップへの巨額支出に反対して町を埋めたブラジルの人びとの抗議行動でした。その後、シコさんの率いる原発のないブラジル連合はPP研などと連携し、日伯原子力協定に反対する署名を提出しています(2013年9月13日)。
→http://blog.rederio.jp/nonuketobrazil
しかし、安倍首相は先日ブラジルを訪問し、原子力分野での協力を進めるという共同声明を発表し、今なお、ブラジルへの原発輸出の可能性は消えていません。
今回の来日は、Green Cross Internationalの主催する福島での原発に関する国際セミナーに参加されるためですが、この機会に、ぜひ反原発や世界社会フォーラムの可能性などについて語り合う場を持ちたいと思っております。
貴重な機会ですので、脱原発を世界の基調としていくためにも、ぜひご参加ください。シコさんはオルタナティブなノーベル賞と呼ばれるRight Livelihood Award受賞者でもあります。
ご参加をお待ちしております!
【連続シンポジウム第7回/福島原発事故緊急会議】
大飯原発運転差止判決の意義を読み解く
http://2011shinsai.info/node/5578
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日時 2014年9月7日(日)(13時15分開場)13時30分開会
場所 渋谷勤労福祉会館 第2洋室(渋谷区神南1-19-8)
交通 JRほか渋谷駅下車7分(PARCO前)
5月21日、福井地裁は関西電力に対して「大飯原発3、4号機の運転差し止め」を命じる判決を言い渡しました。福島第1原発事故が起きて以来、正式訴訟としては初めての住民側による「差し止め勝訴」の司法判断でした。
「司法当局が原子力発電所の抱える本質的な危険性を深く認識し、差し止めの結論を導いたものであり、これからの脱原発訴訟に大きな影響を与える画期的な内容」と、全国弁護団連絡会は述べています。法文特有の生硬な言い回しに込められた、その内容は実に豊かで含蓄あるものです。
この判決が持つ脱原発運動にとっての意義を、控訴審に向けて皆さんで読み解き、共有していきたいと思います。ぜひご参加ください。
[問題提起]
・小野寺恭子さん(福井から原発を止める裁判の会)
--- 画期的な判決を生み出した運動について
・山口響さん(ピープルズ・プラン研究所)
--- 判決における「生存権」および「人格権」の問題を考える
資料代 500円
主催・問合せ 福島原発事故緊急会議
e-mail:office@2011shinsai.info
http://2011shinsai.info/
Tel: 090-1705-1297(国富) 090-6146-8042(かいどう)
【ピープルズ・プラン研究所 ラウンドテーブル(RT)】
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2014.10.11(土)
「2020年東京オリンピックと国家戦略特区」
講師:奈須りえさん
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安倍政権は、2020年東京オリンピック開催を「日本を取り戻す」たくらみのピークにしようとしています。それは、憲法9条に象徴される戦後の歴史を否定して旧「日本帝国」を復活させたいという野望と1964年東京オリンピックに象徴される戦後の高度経済成長を再現させたいという夢想が奇妙に入り混じった企てです。そして、2020年オリンピックに向けて首都高速道路の大改修、3つの環状道路の完成、成田と羽田を結ぶ「都心直通線」の建設など、大規模な公共事業が計画されています。選手村が建設される湾岸部ではマンション建設など開発ラッシュが予想されます。
この東京大改造を後押しするのが、国家戦略特区に東京圏を指定したことです。国家戦略特区は、アベノミクスの成長戦略の柱である規制緩和の突破口とされています。それは、高層マンションやビルの建設を加速する容積率の緩和、外国人の観光客や企業を呼び込むための規制緩和をはじめ、雇用・教育・医療などの分野で企業にビジネスの無制限の自由を与えます。
オリンピックに向けた巨大開発とバブルの騒ぎの対極では、何が進行するのでしょうか。人手と建設資材の東京集中は、東北地方の復興を妨げています。東京の足元でも、1人暮らしの高齢者が急増し孤立化が進んでいます。低賃金と過酷な労働に苦しむ若者がいぜんとして増え続けています。私たちは、人びとが生活する現実に立ち返って、オリンピックと国家戦略特区の巨大な虚構を撃ちたいと思います。
国家戦略特区の問題点を鋭く批判しつづけてきた奈須りえさんをお招きして、2020年東京オリンピックと国家戦略特区の関係を明らかにしていきたいと思います。
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【講師】奈須りえさん(市民シンクタンク「まちづくりエンパワメント」代表)
【日時】 2014 年10月11 日(土) 18:00 ? 21:00
【会場】ピープルズ・プラン研究所
文京区関口1-44-3 Tel 03-6424-5748
http://www.peoples-plan.org/jp/modules/tinyd1/?id=5
地下鉄有楽町線「江戸川橋駅」1-b出口徒歩5分
地下鉄東西線「早稲田駅」1番出口徒歩15分
地下鉄東西線「神楽坂駅」2番出口徒歩15分
政府が米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた海底掘削調査を暴力的に開始し、辺野古の海を守る闘いが激化しています。
支援にいった会員の方から、「長期戦となり、疲れも溜まり、船を出すにもガソリン代がかかり、カヌーにもお金が必要。ひとりでも多くの仲間の参加と、カンパへの協力が大切です。みなさま、どうぞよろしくお願いします。」とのメッセージが届いています。
ぜひともご協力を!
カンパの送り先
→振込口座 郵便局 01700-7-66142(名義「ヘリ基地反対協議会」)
「ヘリ基地反対協議会」
http://www.mco.ne.jp/~herikiti/index.html
7月1日、政府は「国の存立を全うし、国民を守るための切れ目のない安全保障法制の整備について」を閣議決定しました。
また先日、安倍首相は「広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式あいさつ」において、「世界恒久平和の実現」について宣言しました。しかし、その演説内容が何の歴史的反省もない「虚偽・虚妄」であることは明白でしょう。
はたして、閣議決定の核心はどこにあるのか。
「集団的自衛権」、「交戦権」、これらの概念の背後に潜む思想を暴き、閣議決定の性格と弱点を武藤一羊さんが整理してまとめてくださいました。
ぜひご一読ください。
◆武藤一羊(ピープルズ・プラン研究所運営委員)
2014年8月12日
政府は6月24日に臨時の閣議を開き、「日本再興戦略」改訂版(いわゆる「新成長戦略」)を閣議決定しました。
いま、首相官邸のホームページにアクセスすると、「成長戦略で、明るい日本に!」というゴシック文字が目に飛び込んできます。医療、介護、農業、教育、雇用、、あらゆる分野で規制緩和し、人ではなく「法人」ばかりが厚遇されていく社会のどこに、明るい未来があるのでしょうか。
白川真澄さんが、このアベノミクスの「新成長戦略」批判の問題点を整理してまとめました。文章化されていませんが、問題全体を見渡すのにとても役に立つと思います。ぜひ、ご一読ください。
◆【論点整理】アベノミクスの「新成長戦略」批判
――企業に無制限の自由を与える「4大改革」
白川真澄(ピープルズ・プラン研究所運営委員)
2014年7月12日