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【連続講座】連続講座〈運動と思想〉

花崎皋平が花崎皋平を語る


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第5回:「ピープルズ・プラン21世紀」(1989年)とその後
 ―『アイデンティティと共生の哲学』、『個人/個人を超えるもの』の時代
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「1989年夏に、世界の民衆運動の活動家が日本列島に集まって多様な民衆行事を行い、最後に水俣で総括会議を開いて採択した文章」である「水俣宣言」」について、花崎さんはこう、解説している。

 まず、森林にすんでいる先住民の前に突然ブルドーザーが入ってきて、森の木が伐り倒されるような事態。「自分たちの生存に関わる」決定への先住民が関与できない事態が世界のいたるところに生まれている。これに抗するために、「多国籍企業のグローバルな開発行為に応じたトランスナショナルな権利が必要ではないかというメッセージが含まれている」。「この他者の決定による自主的な決定の排除に対して、決定権は自分たちにあると、侵害された権利の回復を要求する主張、回復的人権としての自己決定権という」、開発伐採に対決する「回復的人権」こそが「民主主義」であるというメッセージもそこに含まれている。

 この「PP21」に北海道の世界先住民族会議の事務局メンバーとして、積極的にコミットした花崎さんが、その運動体験をバネにつむいだ思想(論理)を中心に討論します。
 ご本人の報告だけなく、今回も討論の時間をたっぷりとります。
 ぜひ積極的に参加してください。

★なお、今回は主に以下の2冊を中心に議論します。ぜひ読んでいらしてください!★
◎『アイデンティティと共生の哲学』筑摩書房、1993.05
◎『個人/個人を超えるもの』岩波書店(21世紀問題群ブックス4)、1996.01

■講師:花崎皋平さん
■日時:2015年 3月28日(土)17時半開場、18時開始
■場所:ピープルズ・プラン研究所会議室
■参加費:1,000円(PP研会員:700円)
■主催:ピープルズ・プラン研究所
*花崎さんのお話ののち、フロアを交えた討論と進めていきます。
※なお、本講座は連続講座です。
■次回:2015年5月23日(土)最終回 

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