次回戦後研究会の案内です。
構改派/論のシリーズから必ずしも離れたわけではないのですが、
今後どう転がるかわからないので、60年安保闘争をめぐるテーマの
ミニシリーズとして扱いたいと思います。
ふだん古本ばかり読んでいますが、今回は刊行されたばかりの本を
取り上げます。
興味ある方の参加を歓迎いたします。
◆日時:2012年8月29日(水) 19時半?
◆場所:PP研会議室
◆テーマ:60年安保闘争その1
◆報告者:天野恵一さん
◆読んでくるもの:
竹内洋『メディアと知識人:清水幾太郎の覇権と忘却』中央公論新社(2012年)
次々回には、清水幾太郎『現代の経験』(または『無思想時代の思想』)および吉本隆明『擬制の終焉』をとりあげる予定です。
『季刊ピープルズ・プラン』58号が刊行されました。
原発再稼働問題、沖縄基地問題、TPPといった焦眉の課題に真正面から切り込みました。
井野博満さんへの原発の安全性についての最新インタビューなど、オススメ記事盛りだくさんです。
是非ともお買い求めください!!
目次↓↓
http://www.peoples-plan.org/jp/modules/tinyd0/index.php?id=62
ご入用の方は、以下のフォームを使って、<ppsg@jca.apc.org>までご注文ください。
【代金】
1冊1300円
送料は1?2冊:80円、3?4冊:160円、5冊以上は無料です。
【お支払い方法】
季刊誌を送付する際に同封する郵便振込票をご利用ください。銀行振込もご利用になれます。
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『季刊ピープルズ・プラン』58号を注文します。
【注文数】 冊
【送付先】〒
【お名前】
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つるたまさひでさんからラミスさんへの返信を掲載しました。
ラミスさんへの返信
つるたまさひで
http://www.peoples-plan.org/jp/modules/blog1/index.php?content_id=18
以下の文章は、PP研の会員向け「ニュースレターNo.37」(2012年4月発行)に掲載された鶴田雅英さんの『要石:沖縄と憲法9条』読書メモに応答して、著者のダグラス・ラミスさんからPP研へ寄せられた文章です。
このやりとりはその後もつるたさんとラミスさんの間で続けられています。
みなさんからのご意見・ご感想も、お待ちしています。(編集部)
(意見送り先:ppsg(@)jca.apc.org [@のカッコははずしてください] )
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「『要石:沖縄と憲法9条』読書メモ(つるたまさひで)」への応答
C. ダグラス ラミス
2012年6月記
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ピープルズ・プラン研究所 オルタキャンパス「OPEN」
【連続講座】 運動史から振り返る 原発と原爆
――被爆国日本はなぜ原発大国になったのか
人間のコントロールを超えた〈破局的危機〉が、日々拡大深化しつつある〈フクシマ〉。ヒロシマ・ナガサキ、そしてビキニという悲惨極まりない放射能被害の経験を持ちながら、一体なぜこんなことが起きてしまったのか。
私たちは「原水爆反対」と「原子力の平和利用(=原発推進)」が両立しえた平和運動や、反原発という論理を組み込まないまま核安保体制と対決してきた反戦・反安保運動等の歴史を持続的・集団的な作業のかたちで整理し批判的に検証するため、今年1月からこの連続講座をスタートさせました。
4回目の講座では、61年のソ連による核実験再開と63年の部分的核実験禁止条約を背景にした「いかなる核実験にも反対」のスローガンをめぐる原水禁運動の分裂問題を扱います。当時の代表的なイデオローグのうち、安藤紀典さんに池山重朗、白川真澄さんに上田耕一郎の思想的・政治的立場やその軌跡を紹介して頂きながら、反核運動と「政治」の関わりについて問い直し、現在の私たちの運動のあり方を考えるきっかけにもしたいと思います。
■第4回 原水禁運動の分裂問題と原発問題
日時: 7月21日(土)18時?
講師:安藤紀典さん(池山重朗著作集刊行委員会 編集担当)
白川真澄さん(『季刊ピープルズ・プラン』編集長)
コメンテーター:山村茂雄さん(元日本原水協事務局)
■第5回 原発・水俣病・科学技術
日時:9月29日(土)18時?
講師:最首悟さん(雑事家<ぞうずか>)
平井玄さん(半径1キロの思想家)
第6回以降予定している内容
・チェルノブイリ後の反原発運動
・原発とエコロジー・フェミニズム論争
■参加費:非会員800円、会員500円、生活困窮者500円
■会場:ピープルズ・プラン研究所(東京メトロ有楽町線江戸川橋1-b出口より徒歩5分、東西線早稲田駅・神楽坂駅よりそれぞれ徒歩15分)
http://www.peoples-plan.org/jp/modules/tinyd1/index.php?id=5
■主催:ピープルズ・プラン研究所
東京都文京区関口1-44-3 信生堂ビル2F
TEL: 03-6424-5748 FAX: 03-6424-5749
7月から「PARC自由学校」と「TPPに反対する人々の運動」の共催で、連続講座「TPPでは生きられない!?―私たちの暮らしは私たちがつくる」がスタートします。ご参加ください。
「TPPに反対する人々の運動」ウェブサイト
http://antitpp.at.webry.info/201207/article_2.html
★特別連続講座★
TPPでは生きられない!?―私たちの暮らしは私たちがつくる
TPP(環太平洋連携協定)に大きな関心が寄せられています。2010 年秋に突如提案され、国民の間での議論や合意がないままに、2011 年11 月のAPEC にて、事実上の「参加表明」がなされました。実はこのTPP は、国家間の貿易協定というだけの意味以上に、私たちの暮らしの隅々や社会の基盤、国のカタチまでをも大きく変える危険性を持っています。TPP に日本が参加すると、農業や漁業、労働や医療・保険など多くの分野で何が起こるのでしょうか? このクラスでは2012 年度に実際に進行していくTPP の参加国交渉の行方をフォローしつつ、TPP そして自由貿易が私たちの暮らしや社会にもたらす問題点を明らかにしていきます。
最終的には、中国・インドなどのアジアの大国と米国とのパワーゲームの中で、アジア全体の経済をどのように構想していくかを議論します。集会情報の共有も行なうアクティブな連続講座です。
●全5回開催(単発参加可能)
●参加費(一般):各回800円/(会員):各回500円(「アジア太平洋資料センター(PARC)」または「TPPに反対する人々の運動」の会員・7月22日までの事前予約に限る)
※参加費は当日お支払いください
●会場:連合会館(旧総評会館)5F 501会議室(定員40人/予約優先)
http://rengokaikan.jp/access/index.html
〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台3-2-11
東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅 B3出口(徒歩0分)
東京メトロ丸ノ内線 淡路町駅 B3出口(徒歩0分)
都営地下鉄新宿線 小川町駅 B3出口 (徒歩0分)
JR中央線・総武線 御茶ノ水駅 聖橋口 (徒歩5分)
★お申込み★
お名前、参加希望日、連絡先(メールアドレス、電話番号など)を明記の上、下記までお送りください。「アジア太平洋資料センター(PARC)」または「TPPに反対する人々の運動」の会員の方はその旨お書き下さい。
「TPPに反対する人々の運動」事務局(担当:上垣)
千葉県船橋市本郷町677?1 西船プレジオ704号
TEL&FAX: 047-702-8312
メール: uegaki@smn.co.jp
こちらの申込フォームで簡単にお申込みいただけます。
http://my.formman.com/form/pc/JEkFT0ndAhzyjv7v/
※この講座は「PARC自由学校」と「TPPに反対する人々の運動」の共催で開催致します。
【講座内容】
◆第一回 7/23(月) 18:30?20:30
★ネットでコンテンツをダウンロードしたら訴えられる!?
─知的財産等の「非関税障壁の撤廃」が生活の隅々に
<講師>
福井健策(弁護士/ ニューヨーク州弁護士/ 日本大学芸術学部 客員教授)
いまや著作権などの知的財産権は、コンテンツ・IT産業のゆくえ、ネット・医薬品など私たちの日常生活を大きく左右し、欧米でも国民的論争を招く。TPPでの影響を考える。著書に 『著作権の世紀―変わる「情報の独占制度」 (集英社新書)』『なんでコンテンツにカネを払うのさ? デジタル時代のぼくらの著作権入門 (共著・阪急コミュニケーションズ)』など。
◆第二回 9/3(月) 18:30?20:30
★かんぽ・共済も危ない!
私たちの金融資産が米国政府と外資に吸い取られる!?
<講師>
菊池英博(日本金融財政研究所 所長・経済アナリスト/ 元文京学院大学・同大学院 教授)
日本は現在、歴史的な岐路に立っております。新自由主義・市場原理主義に騙されたことが分かった国民は政権交代を求めましたが、菅政権、野田政権になるにつれ、再び新自由主義による日本国民の富の収奪が一層激しくなり、その手段がTPP に集約されております。それを金融・投資の面に絞ってお話しします。原発事故と放射能は“私たちの暮らしの今”の危うさを様々な局面から映し出した。分断された糸をつなぎ直す作業は、新しい価値を据え直す希望への営みでありたい。著書に『増税が日本を破壊する』『消費税は0%にできる―負担を減らして社会保障を充実させる経済学』など。
◆第三回 9?10月で調整中
★TPP は地域経済も地方自治も破壊する
<講師>
岡田知弘(京都大学公共政策大学院 教授)
TPP は、農業だけでなく地域の産業・経済を破壊し、住民の暮らしを危機に陥れるだけでなく、国家主権も地方自治も壊す危険がある。これに対抗する地域経済と地方自治の持続的発展の方向性も展望する。『震災からの地域再生―人間の復興か惨事便乗型「構造改革」か』『地域づくりの経済学入門―地域内再投資力論 (現代自治選書)』など。
◆第四回 11/5(月) 18:30?20:30
★アジアの平和も脅かすTPP
―米国の対中国・対アジア戦略を読む
<講師>
越智道雄(明治大学 名誉教授)
EU 成立の核は、仮想敵ロシアへの経済的対抗圏形成を目指して歴史的な宿敵、独仏が恩讐を越えて手を組めたことだった。これを単純に東アジアに当てはめると、仮想敵・中国を視野に日韓が恩讐を越えて組むしかない。ところが、東アジアの核は南シナ海沿岸諸国で動いている。これに日韓と米豪NZ(UNZUS 同盟)がどうからむか?著書に『オバマ・ショック (集英社新書)』『アメリカ合衆国の異端児たち(日経プレミアシリーズ)』など。
◆第五回 11/19(月) 18:30?20:30
★【対談】いま、交渉はどうなっているのか
─日本の戦略を問う
<講師>
■篠原 孝(民主党 衆議院議員)
TPP は、加盟国間の取引の関税をゼロにするものである。日本経済の停滞を打開すると鳴り物入りで紹介されるが、研究を進めれば進めるほど危険に満ちていることが判明した。その実態を明らかにする。著書に『TPPはいらない!?グローバリゼーションからジャパナイゼーションへ』『原発廃止で世代責任を果たす?放射能汚染は害毒 原発輸出は恥?』など。
■山田俊男(自由民主党 参議院議員)
「聖域なき関税撤廃」を原則とするTPP は形と内容が悪い。アジアモンスーン下にある日本やアジアの農業を守るためには、「各国の多様な農業の共存」の原則が必要である。『日本農業再生 3・11以後のビジョン形成に向けて』『ひたむきに農政』など。
※PP研も「TPPに反対する人々の運動」に参加しています
次回の戦後研のご案内です。
構改派/論からはやや遠くなってきましたが、1960年前後の
政治潮流の流動性を確認するという意味で次の文献を読みます。
引き続き興味ある方の参加をお待ちしております。
※新規の参加者は事務局までご連絡いただけると助かります。
◆次回戦後研
日時:2012年7月18日(水) 19時半?
場所:PP研会議室
テーマ:シリーズ構造改革派/論・その14
報告者:松井隆志
読んでくるもの:
吉本隆明・関根弘・対馬忠行・斉藤一郎・黒田寛一『呪縛からの解放』こぶし書房・1976年より、第一部(82頁まで)の座談会三本(「呪縛からの解放」「敗北の教訓」「低迷のなかで」)をとりあげます。
以下の抗議文を掲載しました。
【声明】沖縄・普天間へのオスプレイ配備に対する抗議文/事務局
『季刊ピープルズ・プラン』では、56号よりオルタナティブ提言の会編著『根本(もと)から変えよう』(2011年8月発刊)の書評コーナーを設けています。
以下の4本を掲載しましたので、ぜひご覧ください。
◆あくまでもフェミニズムの視点に立った変革を/菊地夏野
◆パラダイム転換と「復興」議論/鴫原敦子
◆根本から変える/野澤信一
◆さっぽろ自由学校「遊」での読書会報告
以下の論評を新規掲載しました。
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消費増税議論を斬る――野田政権の消費増税法案を葬り去ろう
白川真澄
2012年6月10日
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野田政権は、小沢派の強い抵抗にてこずり、消費増税法案成立の活路をなりふりかまわず自民党との修正協議に見出そうとしている。だが、野田政権と自民党との談合でドサクサにまぎれて消費増税が実現されるような八百長試合を絶対に許してはならない。
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