日時:2021年7月19日(月)19時〜
場所:PP研会議室とオンライン参加(オンライン参加の場合はPP研事務局にご連絡下さい。ppsg@jca.apc.org)
テーマ:差別と闘うコミュニティ・オーガナイジングー米国ミシシッピー州ジャクソン市における現代の公民権運動
報告者:田中 滋(アジア太平洋資料センター事務局長)
日時:2021年6月23日(水)19時〜
場所:PP研会議室
テーマ:自伝・伝記で読む戦後その4
報告者:有馬保彦さん
読んでくるもの:小田実 『「べ平連」・回顧録でない回顧』第三書館(1995年)
または講談社全集(現在は電子書籍のみ)
みなさま
大変お待たせいたしました。
『季刊ピープルズ・プラン』92号発刊のお知らせです。
73号の詳細は以下のURLよりご確認ください。
http://www.peoples-plan.org/jp//modules/tinyd0/index.php?id=99
ピープルズ・プラン研究所事務局
日時:2021年6月23日(水)19時〜
場所:PP研会議室
テーマ:自伝・伝記で読む戦後その4
報告者:有馬保彦さん
読んでくるもの:小田実『「べ平連」・回顧録でない回顧』第三書館(1995年)
または講談社全集版(現在は電子書籍のみ)
――PP21プロセスで生まれた3つの宣言(1989水俣宣言・1992年ラチャダムノンの誓い・1996サガルマタ宣言)を検証し、ポストコロナ社会のオルタナティブを考える――
この呼びかけにご賛同・参加をお願いいたします。
2021年5月
ピープルズ・プラン研究所
今から32年前。1989年、ピープルズ・プラン21世紀(PP21)国際行事が日本で開催され、総勢350名の海外参加者と共に全国各地で、先住民族、農民、労働者、消費者、女性、研究者、アーティストたちがそれぞれの課題を議論し、オルタナティブな社会を構想するため、最後に水俣の地に集まり、「希望の連合」と題する宣言を出しました。
その後、92年にタイ、96年はスリランカで国際民衆会議が開催され、ラチャダムノンの誓い、サガルマタ宣言が採択され、越境する参加民主主義を通じて民衆の連合を形成するというPP21の精神は引き継がれていきました。
それから30年。現在の世界は、これまでにない巨大な格差、気候危機、対テロ戦争、人種差別、民主主義を求める民衆への虐殺・・と列挙できないほどの問題を抱え、さらに新型コロナウィルスのパンデミックの渦中にあります。
こうした状況のなかで、今、あらためてPP21がめざした3つの宣言を読み返し、30年間の民衆運動の実践や経験に照らし合わせて検証し、その作業を通して、ポストコロナの世界と社会に問われる多くの課題に立ち向かう手がかりを引き出していこう、という呼びかけが、日本・タイ・香港の友人たちから出されました。
ピープルズ・プラン研究所では、この呼びかけを受け止め、日本国内の友人たちへ媒介する役割を担うことになりました。
(別紙の呼びかけ文「私たちは持続可能な新生文明をつくる途上でどこにいるのか」
をぜひお読み下さい)
「呼びかけ文」の具体的な提案は;
? PP21に関わった人、直接関わらなかった人を含め、3つの宣言を今一度深く読み直し、それぞれの宣言(または全体として)が、現在の新しい人類社会の必要に応えるものかどうか、またどの程度応えているのか、を検証し、過去をふまえて、現在必要とされるオルタナティブをどのように展開できるか、議論・検討をする場を作ってきたい。
? そのためにまず、呼びかけ人を中心に第一回目の国際的な議論の場を、6月26日(土)日本時間19時からオンラインで開催します。この場にむけて、PP21プロセスを担った友人たちから3つの宣言の検証、及び今後にむけた提言を事前にペーパーで提出してもらい、それをもとになるべく多くの人が発言できる討論会にしたい。
(この国際討論は6月以降も継続する予定で、香港のラオ・キンチがオンライン会議のホストを担当。)
そこで、この国際討論会に関心のある方はぜひ、seiko.ohashi.1113@gmail.comまで、ご連絡下さり、メールアドレスを登録して下さるようお願いいたします。但し今回は、準備の問題もあり、英語のみとなることをご了承ください。
また、水俣宣言(1989年)、ラチャダムノン宣言(1992年)、サガルマタ宣言(1996年)はピープルズ・プラン研究所のウェブサイトに掲載されています。
なお、この6月26日の国際討論の内容は、日本国内の運動で直面している課題からPP21宣言を読む、というテーマの論文と合わせて、ピープルズ・プラン研究所発行の季刊誌93号(2021年夏号)で特集を組む予定です。
以上、PP21の宣言を検証し、私たちの立ち位置を確認し、これからに向けた議論の場を一緒に創っていくために、皆さまのご意見、ご参加をよろしくお願いいたします。
ピープルズ・プラン研究所
私たちは持続可能な新生文明をつくる途上でどこにいるのか
PP21の3宣言(1989水俣宣言、1992ラチャダムノンの誓い、1996サガルマタ宣言)を読み直す
PP21の友人たちへ
2021年4月
私たちが今、新しい、挑戦的な、そして極端に危険な人類文明のなかで暮らしていることに、疑いの余地はありません。これはしばしば「人新世」と呼ばれていて、そこでは、新しいオルタナティブな人間・自然関係をグローバルに設計し実現する、そのために人間社会がおのれ自身を変革することが、差し迫った課題として提起されています。この普遍的目標に向かって、さまざまな理論、思想、プログラム、行動が提案され、論じられ、部分的には実行に移されています。
その中にあって、私たちは真空中で何事かを行えるわけではありません。私たちは、過去に成し遂げたことを批判的に調べ、同時に未知の世界へ飛躍するための土台として、そこに足を踏まえることが必要です。
この文脈において、アジア太平洋を基盤としつつ、グローバルな視野に立つピープルズ・プラン21世紀(PP21)の運動は、いま新しい仕方で呼び戻されなければなりません。2001年に世界社会フォーラムが開始されたことを受けて、PP21は2002年に、大規模な国際集会を組織するための機構を解体することにしました。そして、過去三回の民衆の大合流で採択された三つの宣言を貫く民衆主体のPP21の精神を支持するひとは、誰でもPP21として行動できるとしました。この精神において、私たちはまず、PP21の達成としての三つの宣言が、おのおの、また全体として、現在の新しい人類社会の必要に応えるものかどうか、またどの程度応えているか、を検証し、過去をふまえて、いかにして現在必要とされるオルタナティブを展開できるかを検討すべき時期が来ていると考えます。
私たちは、これら3宣言が以下の点において人類の現在の切実な必要に応答するものであったと考えます。
(1)グローバルな政治・経済・社会・文化にまたがる支配にたいして、グローバルな民主主義の導入を対置したこと。
(2)未来のビジョンとして越境参加民主主義 (global participatory democracy)を掲げたこと。
(3) そのような未来を実現する主体として、越境する民衆の連合(transborder alliance of people=alliance of hope)を提起したこと。
(4)希望の連合の基盤として、持続可能な生活と環境を求めていたるところで進む草の根の活動、闘争を位置付けたこと。
3宣言の別の読み方もあるでしょう。それらを含めて、わたしたちは、PP21が宣言した見通しに立ち返り、それがいま現状とかみ合うかどうか、そして人新世の現実と真にかみ合うためにどのように発展させることができるか、また、させるべきかを検討したいと思います。
そこで提案は、PP21に関わった私たちが、3宣言を今一度注意深く読み直し、それらの現在における有効性の有無を点検し、いかなる未来を新たに描くべきかを考え、それを短い文章に書きこみ、それをもってウエビナに集まり意見を交換するというものです。このプロセスの記録は、本気で変革を志すコミュニティに広くシェアされることを予定しています。
皆さまのご意見・参加をおまちしています。
武藤一羊
スリチャイ・ワンゲオ
ラオ・キンチ
ブンターン・ヴェラウオンセ
2021年4月
みなさま。新型コロナの感染状況がいぜんとして厳しい状況のなかで、春が足早にやってきました。第6回の経済・財政・金融を読む会を4月29日(金、休)の午後に開催しますので、案内をさせていただきます。次回は、大きな反響を呼んでいる斎藤幸平さんの『人新世の「資本論」』を取り上げます。
お読みになった方や講演を聞かれた方も多いと思いますが、本書では無限の経済成長を求める資本主義と有限な地球環境とは両立できず、地球温暖化問題の抜本的な解決のためには資本主義そのものを変革し、資本主義に代わるオルタナティブな社会を形成しなければならないと主張されています。脱炭素化によって新たな経済成長をめざす「グリーン・ニューディール」や「グリーン成長戦略」では、なぜ問題は解決できないのか。「コモン」を人びとの手に取り戻し自治的に管理する脱成長コミュニズムとは、どういうことか。真の豊かさを実現する「使用価値」重視やエッセンシャルワーク中心の経済とは、これまでの経済とどう根本的に違うのか。現代の危機を解き明かす上で、晩年に大きな思想的転換をとげたカール・マルクスの仕事はどこまで有効だろうか。こうした多くの興味ある論点が提起されています。
そこで、本書の主張を読み取りながら、いくつかの論点について議論を深めたいと思います。関心のある方は、ぜひご参加ください。また、会場とオンラインを併用しますので、足を運べない方もご参加ください。
第6回経済・財政・金融を読む会
日時:4月29日(金、休日) 13時30分〜16時30分
会場:ピープルズ・プラン研究所(地下鉄有楽町線「江戸川橋」下車)
*会場参加とオンライン参加の2本立てで行います。
テキスト:斎藤幸平『人新世の「資本論」』(2020年、集英社新書)
報告:宮部 彰さん
参加費:無料
参加を希望される方は、会場参加かオンライン参加かを明記した上で、以下のいずれかの連絡先までお申し込みください。
*ピープルズ・プラン研究所:ppsg@jca.apc.org
*白川:JZI03162@nifty.ne.jp
*千村:chimura@mte.biglobe.ne.jp
PP研の新しい企画が2月からスタートしました。
4月には第2回の研究会が開かれます。
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【第2回 ピープルズ・ムーブメント研究会(PM研) 】
■ 日時:4月7日(水)19:00〜21:00
■ 場所:PP研会議室とオンライン
■ テーマ:ドゥテルテ政権をどう理解するか?―民衆運動・人権問題・対中関係―
■ 報告者:原 民樹(フィリピン研究者・千葉商科大学非常勤講師・PP研運営委員)
★オンライン参加の方は4月4日(日)夜までに、PP研事務局 <ppsg@jca.apc.org>に、メールでご連絡下さい。
資料を会議の前にお送り致します。
また留守電にメッセージを残される方は、お名前だけではなく、できるだけ電話番号も入れて下さるようお願いします。
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戦後研究会の案内です。
以前の案内でも予告しておいた通り、次回は鎌田慧『声なき人々の戦後史 上下』を読みます。
一度に上下まとめて読みますので、ご準備お願いします。
■次回戦後研究会
日時:2021年3月31日(水) 19時〜
場所:PP研会議室
テーマ:自伝・伝記で読む戦後その3
報告者:水野敬さん
読んでくるもの:鎌田慧『声なき人々の戦後史 上下』藤原書店(2017年)
よろしくお願いします。
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