社会運動研究会主催
「私」と戦後日本の社会運動 ?第1章?
第3回 12月8日(土) 17:00?20:00
テーマ:戦後最大の学生運動――全共闘運動
お話:天野 恵一さん、国富 健治さん
お腹が空く時間帯です。途中休憩時間がありますので、軽食などお持ちください。
<<発言者プロフィール>>
●天野 恵一(あまの やすかず):1948年生まれ。大学入学は1966年。東京
のマンモス私大で、学園闘争。70年代には、「爆弾(フレームアップ)事件」など
の救援活動を、全共闘運動の後始末という気分で担う。80年代に、そこの活
動をステップに、反天皇制運動連絡会を結成。今日まで反天皇制運動で全国
を動きまわり続けている。また、90年代には、派兵チェック編集委員会などの
活動をテコに、反戦・反派兵・反安保・沖縄連帯活動も日常的に担い出す。著
書に『全共闘経験の現在』(1989年)、『無党派という党派性』(1994年)、『無党
派運動の思想』(1999年)[すべてインパクト出版]。
●国富 建治(くにとみ けんじ):1948年7月生まれ。59歳。1968
年に一橋
大学社会学部入学。おりからの全国的な学生運動の発展の中で、新左翼運動
に参加し、現在にいたる。現在は、新時代社・週刊「かけはし」編 集部、新しい
反安保行動をつくる実行委員会、WORLD PEACE NOW実行委員会、反
改憲運動通信などで活動。
■参加費
ピープルズ・プラン研究所会員 800円 非会員 1,000円(一回)
■場所
ピープルズ・プラン研究所事務所
住所: 〒112-0014 東京都文京区関口1丁目44-3信生堂ビル2F
<アジア太平洋地域FTA網と軍事同盟の形成に関する共同討論会>
共催:脱WTO/FTA草の根キャンペーン/ピープルズ・プラン研究所
【第2回】
◆テーマ
米軍再編を経済と軍事のリンクという側面から分析
(報告:PP研武藤一羊さん、笠原光さん)
◆日時 11月19日(月)午後6時開場 6時30分開始
◆場所 総評会館501号
・東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅0分
・東京メトロ丸の内線 淡路町駅5分
・都営地下鉄新宿線 小川町駅3分
・JR御茶ノ水駅5分
◆参加費 500円
■E-mail ppsg@jca.apc.org
ピープルズ・プラン研究所
「私」と戦後日本の社会運動?第I章?
戦後60年以上を経た今日の日本で起こされているさまざまな社会運動。そのなかでは、新しい世代の息吹も感じることができます。ピープルズ・プラン研究所では、そうした若い世代の活動家や、日本の戦後社会運動をもっと知りたいという人たちにとって、今日の運動にもつながっている戦後社会運動に対する理解を深め、自分たちの運動のつくりかたを考えていく機会になればと考え、この連続講座を開くことにしました。若い世代が、大半をマスメディアの報道や書物でしか触れてこなかった、また、多くの場合に「?運動」「?闘争」という「塊」として話されてきた戦後社会運動のなかにあった「個人」に光を当てることを焦点に置き、お話しをしてくださる方ご自身の人生や生き方の哲学に照らしながら、運動に関わるようになったきっかけや、運動の中で何を感じていたのか、などを話していただきます。さらに、その経験を踏まえて、当時とは時代や社会・運動状況が違う昨今の日本において起こされている社会運動をどう見ているか、どういった社会運動を展開する必要があるか、など、若い世代への提言もしていただきます。どうぞご参加ください。
第1回 日本が揺れた――砂川闘争から60年日米安全保障条約反対闘争へ(はじめに映像上映を予定)
日時 :2007年10月6日(土) 17:30?21:00
お話 :塩川 喜信さん、コメンテーター:島田 清作さん
場所:文京区民センター3B
第2回 一人からでも反戦活動――ベトナムに平和を!市民連合(はじめに映像上映を予定)
日時:2007年11月10日(土) 16:00?20:00
お話:吉川 勇一さん、コメンテーター:東 一邦さん
場所:ピープルズ・プラン研究所事務所
第3回 戦後最大の学生運動――全学共闘運動
日時:2007年12月8日(土) 17:00?20:00
お話:天野 恵一さん コメンテーター:国富 建治さん
場所:ピープルズ・プラン研究所事務所
第4回 なぜ男ばかり?――ウーマンリブ
日時:2008年1月12日(土) 17:00?20:00
お話:米津 知子さん コメンテーター:秋山 洋子さん、千田 有紀さん
場所:ピープルズ・プラン研究所事務所
第5回 命の土地を守れ!――三里塚闘争(はじめに映像上映を予定)
日時 :2008年2月9日(土) 16:00?20:00
お話 :石井 紀子さん コメンテーター:白川 真澄さん
場所:ピープルズ・プラン研究所事務所
参加費
ピープルズ・プラン研究所会員 800円
非会員 1,000円
脱WTO/FTA草の根キャンペーン/ピープルズ・プラン研究所
アジア太平洋地域FTA網と軍事同盟の形成に関する共同討論会
世界貿易機関(WTO)の協議が難航する一方で、アジア太平洋地域では、二国間の自由貿易協定の締結など、個別撃破的に自由貿易体制を形成する動きが急ピッチで進んでいます。こうした動きは、急成長するこの地域の経済覇権をめぐるせめぎあいをもたらすと同時に、経済と軍事をリンクさせながら、中国封じ込め、さらには中東、中央アジア、インドネシアなどを念頭に置いた軍事同盟形成への動きと併行しているように見えます。
現在交渉が始まっている日豪FTAが日豪安保の形成と併行していることにもこの点は象徴的に現れています。日豪双方ともアメリカと軍事同盟を結び、その日豪が安全保障協定を結ぶということは、経済と軍事を一体のものとした三か国間の安全保障同盟が結ばれたことを意味します。また、韓国、フィリピンやアジア諸国のFTAと軍事・安全保障とのかかわりも密接不可分なものがあり、米軍再編の動きとも絡み合いながら、軍事と経済のもう一段階進んだグローバルな統合の大きな流れに発展することが予感されます。「東アジア共同体」構想もこうした文脈のなかで理解する必要があるでしょう。このことからもわかるように、小泉・安倍政権による安保・防衛構想と新自由主義経済政策は、相互に密接に絡みあう日本の新たな対外戦略として理解する必要があります。
以上のような問題意識のもとに、ピープルズ・プラン研究所と脱WTO/ FTA草の根キャンペーンを軸に、現状分析と今後の運動の方法を話し合う共同討論の場をつくります。
【第1回】
【テーマ】
▼日本における反グローバリゼーション
運動の到達点と課題=東アジア共同体形成と貧困化するアジアの現実を重ねながら
◎大野和興(脱WTO/FTA草の根キャンペーン)
▼民衆の安全保障とアジア・太平洋地域の反戦・反基地運動
◎小倉利丸(ピープルズ・プラン研究所)
◆日時 10月15日(月)
午後6時開場 6時30分開始
◆場所 総評会館501号
・東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅0分
・東京メトロ丸の内線 淡路町駅5分
・都営地下鉄新宿線 小川町駅3分
・JR御茶ノ水駅5分
◆参加費 500円
今後のテーマ(以下は予定です。討論のなかで検討していきます。)
第2回:米軍再編を経済と軍事のリンクという側面から分析
第3回:中国をどうとらえるか
第4回:アジア太平洋地域におけるFTA網形成の動向と分析
第5回:東アジア共同体をどうとらえ、向き合うかをさまざまな側面から分析
共 催:脱WTO/FTA草の根キャンペーン、ピープルズ・プラン研究所 (非会員の方にもご参加いただけます)
■電話連絡先:
ピープルズ・プラン研究所03-6856-2005/フォーラム平和・人権・環境(市村)03-5289-8222
■住所連絡先:
〒101-0051千代田区神田神保町3-1-6 日建神保町ビル9F-B fax:03-5211-8509(PP研)
■E-mail ppsg@jca.apc.org
第3回 沖縄「集団自決」における「日本軍強制」削除問題(教科書)
◆日時:9月30日(日)午後1時?4時
◆場所:市民のひろば(千代田区三崎町3-1-18近江ビル4F、03-5279-5989)
◆発言:鳥山 淳さん(新沖縄フォーラム『けーしかじ風』編集運営委員会)
◆参加費:500円
7月29日の参院選挙は、マスコミの予想通り、安倍自民党政権の「歴史的惨敗」という結果となった。平和主義憲法の破壊である「改憲」に向けたこの天皇主義右翼政権のすさまじい暴走には、それなりのブレーキがかかった。
しかし、大勝した民主党も、もう一つの改憲政党であり、明文改憲に反対している議会政党(社民党・共産党)は後退していることを忘れるわけにはいかない。それに安倍自民党の国家(天皇・軍国)主義政策への大衆的反撃が、この敗北をつくりだしたのではなく、閣僚の暴言、金銭スキャンダル、年金問題へのいいかげんな対応という問題が、この政権の支持率大幅ダウンの主な理由であった。それらも重大な問題ではあるが、私たちが正面から対決してきた問題とはとりあえず別な問題である。
私たちは安倍政権の「美しい国」づくりという「歴史修正主義」政策への具体的な批判の集まりをもってきた。まず一回目は軍隊慰安婦への日本軍関与を否定しようという策動(米下院決議をめぐる動き)への批判というテーマで、第2回を旧厚生省(政府)と靖国神社の公然たるドッキングという問題(政教分離原則の破壊)への批判というテーマで。私たちは、こうした作業を継続しようと思う。そして今回は、教科書検定による沖縄集団自決の日本軍強制の否定(修正)の問題である。
今、沖縄は、全市町村が検定意見の撤回を求める意見書を可決し、県議会も、抗議の意見書を二度全会一致で可決、この動きに象徴されるように島ぐるみの抗議の声が拡大している。この歴史的事実を改ざんし、皇軍を美化しようという動きは、辺野古の米軍新基地づくりに掃海母艦「ぶんご」を投入し、住民に銃が向けられているという今日の日本軍の動きと一体のものである。また沖縄戦における日本軍の残虐行為の隠蔽の動きには82年(教科書)そして99年(平和資料館変更)という前史がある。
今回は沖縄の鳥山淳さんに、この問題の歴史的現在を批判的に検証していただく。ご参加を。
●主催・問合せ先:ピープルズ・プラン研究所
〒101-0051東京都千代田区神田神保町3?1?6
日建神保町ビル9F-B
tel:03-6856-2005 fax:03-5211-8509
http://www.peoples-plan.org ppsg@jca.apc.org
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■連続ラウンドテーブル「美しい日本を剥ぐ」■
●第2回 「靖国神社問題」と安倍政権
――政府(旧厚生省)の靖国関与と
政教分離原則(憲法20条)の問題をめぐって
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◆日時:7月7日(土)午後5時半開場・6時開始
◆場所:ピープルズ・プラン研究所
◆発言:辻子 実さん
(「靖国参拝違憲訴訟の会・東京」事務局長)
◆参加費:500円
●主催:ピープルズ・プラン研究所
今年3月、国立国会図書館の「調査及び立法考査局」が、靖国神社の歴史的経過をたどる膨大な資料を公表した(『新編 靖国神社問題資料集』)。資料は国会での審議や旧厚生省と靖国神社の会合内容記録など、一次資料が数多く含まれているものである。
これらの資料から浮かび上がったのは、旧厚生省と靖国神社が、合祀をめぐって協議を繰り返し、明らかに政府側が戦犯合祀の決定に深く関与していたという事実である。協議では合祀の基準をつくるための話し合いが重ねられ、「目立たないように」という政府の姑息な意向つきで厚生省側からBC級戦犯の合祀が求められている。また、1966年2月にA級戦犯の名簿が厚生省から神社側へ送られたことも明らかになった。
安倍首相は、6月26日に米下院外交委員会で可決された「慰安婦」問題をめぐる決議をめぐって、「強制はなかった」と歴史を歪曲した。今回の靖国神社の戦犯合祀をめぐっても「厚生省は求められて情報を提示」しただけで「合祀を行ったのは神社」であると国家の関与を否定して、これだけ明白な「政教分離違反」をまた隠蔽しようとしている。
2000ページにのぼるこの膨大な資料からみえてきた事実を「靖国参拝意見訴訟の会・東京」事務局長の辻子実さんをお招きして話を伺います。ぜひご参加ください。
【第3回】「沖縄集団自決問題」と安倍政権(日時等未定)
【PP研への行き方】
[地下鉄]
・地下鉄神保町A1出口 徒歩1分(三田線、半蔵門線、新宿線)
・地下鉄九段下6番出口 徒歩5分(東西線、半蔵門線、新宿線)
靖国通り専大前交差点、城南信用金庫隣り、1階が喫茶店「珈琲館」のビ
ルです。
地図はこちら↓
http://www.peoples-plan.org/jp/images/jinbocho-ppmap.gif
[ビル入り口のロック]
土曜日は午後6時を過ぎますとビル入り口にロックがかかってしまいます。
不便をおかけして申し訳ないのですが、事務室にお電話いただけれ
ばすぐに開けにいきますので、事務所の電話番号(03-6856-2005)
を忘れずに控えてお持ちください。ビルの入り口前に公衆電話もあ
ります。
以下の催しに、オーストラリア国立大学のテッサ・モリス・スズキさんにも参加、発言いただけることになりました。(6月13日記)(事務局)
***
PP研ではシリーズ「美しい日本を剥ぐ」と題して、5回連続のラウンドテーブ
ルを開催します。第1回発言者はVAWW?NETジャパンの西野瑠美子さん。
安倍政権の仮面を剥ぐ議論にみなさんもご参加ください。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
PP研連続ラウンドテーブル
シリーズ「美しい日本を剥ぐ」
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第1回「慰安婦問題」と安倍政権
――NHKドキュメンタリー番組改ざんと米下院決議問題を中心に
◎日時:6月13日(水)午後6時半?
◎場所:PP研
http://www.peoples-plan.org/jp/images/jinbocho-ppmap.gif
◎発言:西野瑠美子さん(VAWW-NETジャパン共同代表)
◎参加費:500円
2000年12月に東京で開かれた「女性国際戦犯法廷」、それのNHKドキュメンタリー番組(「ETV2001 戦争をどう裁くか――問われる戦時性暴力」)が権力政治家の介入によって改ざんされた。慰安婦問題で天皇らの戦争責任を公然と問い、有罪の判決を示した民衆法廷は、許されざるタブー破りとして隠蔽されたのであった。
この時、介入した天皇主義右翼権力者安倍晋三が日本の首相になっているという恐ろしい時代を私たちは生きだしている。この番組改ざんをめぐる裁判の判決で、安倍らのプレッシャーで番組が改ざんされたにもかかわらず、自分たちの介入がなかったことは明らかにされたと、安倍がひらきなおると、マスコミは、こうした首相の言説を、何の批判もなく、そのままたれ流しつづけた。これにも時代の恐ろしさがよく示されている。
しかし、公然たる批判は「外」から、またもや、やってきた。それも、彼らにとって大切な「同盟国」アメリカからである。