■次回戦後研究会
日時:2019年7月24日(水) 19時?
場所:PP研会議室
テーマ:自伝・伝記で読む戦後その2
報告者:天野恵一さん
読んでくるもの:新崎盛暉『私の沖縄現代史:米軍支配時代を日本(ヤマト)で生きて』岩波現代文庫(2017年)
第18回脱成長ミーティング
◇日時 6月16日(日) 14:00(13:30開場)?17:00
◇会場 ピープルズ・プラン研究所(地下鉄「江戸川橋」下車10分)
◇報告 森千香子さん(一橋大学)
プロフィール/一橋大学大学院社会学研究科準教授。専門は国際社会学、都市社会学、レイシズム研究。フランスや米国の移民の人たちの現状を詳しく調 査・研究。『排除と抵抗の郊外:フランス〈移民〉集住地域の形成と変容』(2016年)で大仏次郎賞受賞、「『分断のナラティブ』を超えて」(『世界』18年12月号)、「『働きに行きたい国』めざせ」(日経新聞17年3月29日)など多くの論文がある。
◇参加費 500円
ピープルズ・プラン研究所
【住所】 〒112-0014 東京都文京区関口1-44-3信生堂ビル2F
【電話&Fax】Tel:03-6424-5748 Fax:03-6424-5749
【最寄駅から】
◎地下鉄有楽町線「江戸川橋駅」1-b出口徒歩5分
◎地下鉄東西線「早稲田駅」1番出口徒歩15分
◎地下鉄東西線「神楽坂駅」2番出口徒歩15分
[江戸川橋駅(有楽町線)からの行き方]
江戸川橋駅1-b出口を出て、左手にドトールコーヒー、ファミリーマートなどを順に見ながら大通り(新目白通り)を5分ほど歩くと、「一休橋入り口」という交差点があります。角に中華料理店があり、その手前を左に曲がって、道路の左側にある3つ目のビルです。1階は道場、2階がピープルズ・プラン研究所です。
※江戸川橋駅は、改札から1-bの出口まで地下道で3分かかります。
◇戦後研究会
◇日時:2019年6月12日(水) 19時?
◇場所:PP研会議室
◇テーマ:自伝・伝記で読む戦後その1
◇報告者:東洋志さん
◇読んでくるもの:
折原浩『東大闘争総括:戦後責任・ヴェーバー研究・現場実践』未来社(2019年)
以上どうぞよろしくお願いします。
◇日時:2019年6月5日(水)19時?(開場18:30)
◇テーマ:〈平成代替りを問う〉連続講座 緊急番外集会 外国(オーストラリア)から見た〈天皇代替リ〉――「神の国」の無責任を問う
◇発題者:問題提起:田中利幸(戦争犯罪史研究)
◇コメント :天野恵一(反天皇制運動連絡会)
◇司会・コメント:松井隆志(PP研編集委員)
◇場所:PP研会議室
今回は『検証「戦後民主主義」―わたしたちはなぜ戦後責任問題を解決できないのか』(三一書房)をまとめて来日するオーストラリア在住の歴史学者・田中利幸さんを迎えて、討論する。緊急につくりだされたまったく「番外」の集まりである。天皇制の戦後責任をめぐる問題を、外からの視点を踏まえて、さらにアメリカの責任という問題をつつみこんで、徹底的に論議したい。
◇日時:2019年5月19日14時?17時(開場13時半)
◇テーマ:「リベラル」を問いなおす
◇発題者:大井赤亥
◇場所:PP研会議室
大井さんが『ハロラド・ラスキの政治学』(東大出版会)を3月末に出版します。これに関連して、リベラリズムの再審について討議します。
以下掲載しました
消費増税対策と軍拡で100兆円突破
――19年度政府予算のオモテとウラ
白川真澄
■消費増税対策がてんこ盛り
総額100兆円を超える19年度政府予算が成立した。この予算の眼目は、一〇月に予定される消費税率の10%への引き上げとそれへの対策である。
安倍政権は消費増税による経済への悪影響を極度に恐れて、景気の落ち込みを防ぐ(「経済への影響の平準化」)ための対策をなりふり構わず盛り込んだ。減税措置としては自動車税の初めての減税、住宅ローン減税の期間延長、子や孫への教育資金贈与に対する非課税措置の2年間延長。家計への負担軽減措置としては軽減税率の導入、幼児教育の無償化や年金生活者支援給付金、未婚のひとり親への特別給付、キャッシュレス決済でのポイント還元とプレミアム商品券などが並ぶ。さらに景気対策の柱として「防災・減災・国土強靭化」の名目での公共事業への支出が大判振る舞いされている。
消費税率10%への引き上げで5・7兆円の負担増となり、経済へのマイナス作用が予想される。そこで、軽減税率の導入による1・1兆円の負担軽減に加えて幼児教育の無償化などによる受益増で、実質的な負担増を2兆円に抑える。そしてポイント還元やプレミアム商品券、公共事業、自動車や住宅購入の減税など2・3兆円の経済対策によって負担増を十分に相殺できると目論んでいる。
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〈「平成」代替りを問う〉連続講座 第2期 第2回
〈言論の自由〉とは何か? ― 天皇制賛美と天皇(制)タブー
《反昭和X デー闘争の〈経験〉を通して「平成」代替りを考える Part3》
■問題提起 森 正孝(映画「侵略」上映委・「静岡天皇制集会訴訟」体験者)
中川信明(アキヒト退位・ナルヒト即位問題を考える練馬の会・
日本基督教団 天皇代替りに関する情報センターで活動)
天野恵一(反天皇制運動連絡会)
(司会)松井隆志(PP 研編集委員)
■場所 :ピープルズ・プラン研究所会議室(裏面参照)
■2019 年6 月1 日(土)17時?(開場16 時30 分)
■参加費:800 円
■主催・連絡先:ピープルズ・プラン研究所(連絡先は裏面参照)
「昭和代替り」状況の1988年九月に静岡県在住の人たちの天皇制批判の集会が、会館側の右翼の脅迫におびえた対応で貸与拒否。これに関して長い裁判闘争が、全国的な支援と呼びかけて持続され、ついに公の施設が「正統な理由なく利用を拒んだのは違法」「集会の目的、内容などによって使用を許すかどうかを政策的に判断することは許されない」という憲法の「思想・表現の自由」の原則を踏まえた、画期的な判決が出された。
これは画一的天皇賛美(「聖断で終戦」=「平和をもたらした国民の恩人ヒロヒト」というデマゴギッシュな政治神話中心に置かれた)それ一色のマスコミがつくりだす、天皇制の戦争責任を正面から批判することもタブーとした状況に、下から運動的に風穴をあける闘いとその成果であった。下からの闘いといえば、「天皇に戦争責任はあると思う」という長崎本島市長のごくあたりまえの議会発言に、右翼に狙撃され重傷というショッキングな事態(1990年1月8日)が起こる。追悼と賛美の画一的強制にウンザリし、抵抗を開始していた、全国の反天皇制運動グループが、自然発生的に、各地から反撃行動を、天皇制の侵略戦争責任を問いつつ、開始。その運動のうねりは、長崎を軸に全国的に連絡しあうかたちで広がっていった。それは戦後、はじめて民衆自身が下から天皇制の侵略戦争責任を鋭く問い続けるという、貴重な歴史的体験の時でもあった。
今回は《反昭和X デー闘争の〈経験〉を通して、「平成」代替りを考える――Part 3》として、この静岡の裁判と長崎市長狙撃への反撃という二つの闘いの〈経験〉を軸に「昭和X デー闘争経験」をふりかえり、今のアキヒト・平和(護憲)天皇賛美、それとセットのタブーの状況下の運動について討論していきたい。
政治ショーと化した「天皇元号」フィーバーの現状にウンザリし、不安と怒りを感ずる人々の積極的参加を。
[連続講座]
安倍改憲と憲法9条̶̶「憲法9条とは何か」を問いながら
◆第5回◆
安倍・トランプ政権下の自衛隊と日米安保
̶̶ アメリカ軍事戦略の一部化する自衛隊
[報 告] 島川雅史 さん(大学非常勤講師、日米安保史、政治史)
日 時:2019 年6月22 日(土) 13:30 開場
場 所:ピープルズプラン研究所
東京都文京区関口1-44-3 信生堂ビル2F
*地下鉄有楽町線・江戸川橋駅(1b 出口)より徒歩5分
資料代:500 円
◉この講座は今後、隔月のペースで行う予定です。
◉今後のテーマとして、「国家の自衛権と非武装の思想」「今ある自衛隊をどうするか」などを考えています。ただし、参加者との議論のなかでテーマも適宜変更していきます。
安倍政権は、昨年、防衛大綱を改定しました(13 年以来の2度目。同一首相が2度改定するのは初めて)。また防衛予算も5年連続して過去最大を更新しています。自衛隊の南西諸島への展開、護衛艦「いずも」の空母化、戦闘機搭載の巡行ミサイルの導入など先制攻撃体制が構築されつつあります。それは、トランプ政権のもとでのアメリカの軍事戦略とどう関係しているのか? 日米安保体制はどこへ向かおうとしているのか? 安倍が憲法に明記し、位置付けるという「自衛隊」とは、実際に何を目的とするどういう軍隊(戦力)となろうとしているのか?
日米安保体制の歴史に詳しい島川雅史さんをお呼びして、じっくりとお話しをうかがいたいと思います。
主催:ピープルズプラン研究所
(Tel:03-6424-5748 Fax:03-6424-5749 ppsg@jca.apc.org)
協力:反安保実行委員会
みなさま
大変お待たせいたしました。
『季刊ピープルズ・プラン』84号発刊のお知らせです。
84号の詳細は以下のURLよりご確認ください。
http://www.peoples-plan.org/jp//modules/tinyd0/index.php?id=91
ピープルズ・プラン研究所事務局
■次回戦後研究会
日時:2019年4月17日(水) 19時〜
場所:PP研会議室
テーマ:戦後思想
報告者:松井隆志
読んでくるもの:
黒川創『鶴見俊輔伝』新潮社(2018年)