『季刊ピープルズ・プラン』第44号(2008年秋号)目次

◆特集にあたって/山口響

--------------------------
【特集】何のための司法「改革」?
--------------------------

◎司法制度「改革」と刑事法再編の背理/宮本弘典

◎非民主的な日本の裁判所と司法「改革」/西川伸一

◎「女・子ども」のための司法・警察強化?/水島希

◎最近の刑事訴訟法改正とその運用/山下幸夫

◎司法「改革」は被害者のためになるのか/新倉修

◎司法制度・刑事法「改革」年表

《本人訴訟で闘う!》

【えひめ教科書裁判】
主権実現手段としての裁判闘争、その可能性と課題(司法の「壁」)/奥村悦夫

【北九州ココロ裁判】
やっぱ本人訴訟でしょ!──裁判の王道を行くために/竹森真紀

【福岡Tシャツ訴訟】
Tシャツ訴訟二一年間を振り返って/筒井修

《私のみた裁判所》
【名古屋イラク派兵差止訴訟】
一審は「裁判に非ず」/山本みはぎ

【立川反戦ビラ事件】
笑う裁判官、逃げる裁判官(たち)/岡田健一郎

【日の出ゴミ処分場裁判】
住民に公平な裁判が保障されているか?/中西四七生

【親子の面会交流に関する裁判】
家裁、この不条理な「世間」/宗像充

【座談会】国際法を私たちの手に/大河内秀人+秋山映美

【論説】

◆《時代を読む》世界を震撼させる金融恐慌/白川真澄


◆日本型CSR(企業の社会的責任)の現実/遠野はるひ

◆「市場の力」に対する中国農民の多面的な抵抗/ラオ・キンチ

【反G8直前東京行動分科会報告】

生活の営みを破壊する「軍事化」を許すのか?

・米軍に軍事化されるグアムと
破壊される先住民族チャモロの社会/ファナイ・カストロ

・基地・軍隊の存在によって侵される
女性・子どもの平和に生きる権利/高里鈴代

・北海道自衛官セクハラ裁判支援から見えてきた
軍隊の抑圧と密室性/丹羽雅代

・日本の軍事予算──どう使われているのか/遠藤洋一

【ラウンドテーブル報告】

反洞爺湖G8サミット行動をめぐって
――日本に反グローバリゼーション運動は上陸したのか?

・「NGO」と「反サミット」の両方を担おうとしたけれど/越田清和

・「国際民衆連帯デイズ」の活動を通して/秋本陽子

・「キャンプ」活動の積極的意義/栗原康

・「貧困労働を問う」ワーキンググループの活動を通して/なすび

・「G8対抗国際フォーラム」と「活動家的知識人」/平井玄

・《インタビュー》G8サミットNGOフォーラムの到達点/大橋正明

【書評】

・古田睦美著『「主婦」の向こうに
  ──サブシステンスの紡ぎ手たちへ』/藤岡美恵子

・大野和興、西沢由美子著『食大乱の時代
  ──“貧しさ”の連鎖の中の食』/安藤丈将

・布施哲也著『官製ワーキングプア
  ──自治体の非正規雇用と民間委託』/黒川滋

・いちむらみさこ文・絵『Dearキクチさん、
  ──ブルーテント村とチョコレート』/青山薫

【時評】「美しい国」から「強い日本」へ──麻生首相の「言葉」/天野恵一

【運動の思想を読む】29 菅孝行著『天皇論ノート』/北野誉

【うちなーだより】35 変転してきた沖縄/由井晶子

【アジアのムラから見た《世界》】22 マスカラ・フェスティバル/大橋成子

【OPEN Report】
・オルタキャンパス「OPEN」
 オープン記念「正義と公正と社会変革」ディスカッション/青山薫

・現代の経済と暮らし/山口響

・一度に読み解くセックスワークと人身取引/桜井大子

・「もう一つの世界」への道を探る
  ――ハート、ネグリの批判的検討を手がかりに/武藤一羊

【研究会報告】

・憲法研究会/山口響
・社会運動研究会「私」と戦後日本の社会運動 第?章/山口響
・戦後研究会/松井隆志

【交流】

・少数派の孤独は国境を越えて
  ――日英LGBTユースエクスチェンジプロジェクト/ミヤマアキラ

・1968年から40年――サンフランシスコで記念行事/武藤一羊

・原子力空母ジョージ・ワシントン入港阻止全国集会/山口響

・反貧困 世直しイッキ!大集会/白川真澄
プリンタ出力用画面
友達に伝える
季刊誌