『季刊ピープルズ・プラン』33号2006年冬号

今号にあたって 
白川真澄

【巻頭論文】
◆グローバリズムか、「抵抗の五〇〇年運動」か――「抗米枢軸」形成が進むラ
テンアメリカ情勢を読む
◎太田昌国

【特集】中国と日本――遠くて近い未来の仲間
■日中近代化の歴史の中で連帯の思想的基盤を探る
◎孫歌 Sun Ge

■日中関係の今を日本側から見る
◎加々美光行

■中国労使関係の歴史的特性
◎アポ・リョン Apo Leong

■「東アジア共同体」構想と中国・日本
◎金子文夫

■「人びとの世界」をつくる――日常生活の中で生きる効果的な運動
◎ラオ・キンチ(劉健芝) 


【小特集】小泉政治の次を読む

■女帝・女系天皇制は何を狙うか
◎桜井大子

■大きな自己負担を強いる「小さな政府」
◎白川真澄

■ゆらぐ「男女共同参画」
◎大海 篤子 おおがいとくこ

■在日米軍再編は何をねらうか
◎木元茂夫 

■生存権・リーダーシップ・九五条――自民党新憲法草案を読む
◎岡田 健一郎

【論文】
◆フランスの都市暴動を読む:「ポストコロニアル」社会における移民問題
稲葉奈々子

【ハマース声明】
◆外国援助と引き換えにわれわれの人民と原則を売り渡しはしない
◎ハーリド・メシュアル
◆「絶望の民主主義」
◎岡田剛士


◆「反資本主義」であるとはどのようなことか――マイケル・アルバートの世界
社会フォーラムでの問題提起をめぐって
◎小倉 利丸

【WTO香港閣僚会議に抗する闘い――会議にでかけるのではなく、抗議行動を起
こすのだ!】
◆香港平和デモとWTO行動
◎小出雅生
◆WTO香港閣僚会議阻止闘争が日本の社会運動に残した課題
◎Lee Young Chae

【発言報告】「香港WTO閣僚会議抗議行動を終えて――アジアの反グローバル化運動は今ど
こに?チャレンジはどこにあるか?」
◆活力を備えるアジアの反グローバル化運動――日本の人びとへの期待
◎ヴィノッド・ライナ
◆WTOとアメリカが育てる怪物多国籍企業の生物覇権を止める!――アジア・
ヨーロッパ・世界でつながる「遺伝子組み換えにNo」
◎天笠啓祐 

◆軍人の歩く街で――国際セミナー「北東アジアの平和」レポート
◎山口響

【書評】
田中美津著『かけがえのない、大したことのない私』
◎楠瀬佳子

石坂浩一・塩沢英一・和仁廉夫・小倉利丸著『東アジア 交錯するナショナリズム』
◎井上 森

国際労働研究センター編著『社会運動ユニオニズム――アメリカの新しい労働運動』
◎武藤一羊

アントニオ・ネグリ/マイケル・ハート著、幾島 幸子訳『マルチチュード』上・下
◎斉藤日出治

斉藤日出治著『帝国を超えて――グローバル市民社会論序説』
◎小多悠人

【時評】
紀子懐妊は「女系天皇」をストップさせた――不気味な喜色満面の笑み
◎天野恵一

【シリーズ】
《うちなーだより》23
「うちなー式の抵抗に苛立つ政府」
◎由井晶子

アジアのムラから見た《世界》14
「ベン神父」
◎大橋成子

《運動の思想》を読む(19)
掛札悠子著『「レズビアン」である、ということ』 
◎千田由紀

ハイファに溺れて(7)
「どこに行っても、本屋はつらい!?」
◎田浪亜央江

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